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スーパー戦隊超決戦

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第三十話 ギアの者達の笑顔その九

「何でそこまで言われるのよ」
「いや、それは」
 雉野が応えた、今は一行はギアの基地内にいてそこで話している。
「何といいますか」
「言われて当然だ」
 犬塚も眉を顰めさせて言った。
「あれではな」
「死にますから」
 桃谷も言うことだった。
「本当に」
「死ぬって言い過ぎでしょ」
「生身の人間ならわからなかった」
 ドクターマンはここでこう言った。
「本当にな」
「じゃあ機械でだからなの」
「比較的無事だった」
「比較的って」
「事実だ」
 ドクターマンはここでも真顔だった。
「まさにな」
「やれやれね」
「いや、だからもうな」
 ソノイも鬼頭に言った。
「もう運転自体をしない方がいい」
「私もそう思うわ」
 ソノニも言ってきた。
「はるかは運転の才能はないわ」
「もう一回運転見て確信したわ」
 これがソノシのコメントだった。
「乗れば死ぬって」
「ええ、だから私達は乗らなかったのよ」
 ソノゴも本気の顔だった。
「命に関わるからね」
「あの車に乗ったらな」
 ソノロクも言うことだった。
「本当に死ぬぞ」
「俺も言う」  
 漫画では二人三脚と言っていいソノザの言葉はというと。
「運転するな」
「皆言うわね」
「当然だ」
 桃井の正直さは変わらなかった。
「事実だからな」
「相変わらず嘘を言わないわね」
「死ぬからな」
「じゃあ誰もなの」
「乗せるな、お前自身が乗ることもだ」
 それもというのだ。
「出来る限りだ」
「しない方がいいの」
「お前自身も危ない」
「命の危険があるの」
「ある」
 やはり正直に言った。
「だから止めろ」
「戦隊の人で車運転する人多いのに」
「そこは人による」
 ドクターマンが言ってきた。
「幾ら戦隊でもだ」
「車運転しない人もいるのね」
「多くな」
 そうだというのだ。
「それで君はだ」
「運転するなっていうの」
「絶対にな」
「太郎と同じこと言うわね」
「私も嘘は言わない」
 ドクターマンは断言した。
「これでも誇りがあるからな」
「科学者として?」
「自分の頭脳に自信があるからだ」
 だからだというのだ。 
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