| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十七部第二章 膠着状態に入りその十八

「実に」
「左様でしたね」
「そして、でしたね」
「多くの国が弱まり」
「そして滅んでいます」
「そうなってきています」
「ですから我々もです」
 連合もというのだ。
「それは何があっても避け」
「衝突はいいとして」
「そのうえで、ですね」
「発展し続ける」
「そうあるべきですね」
「私もそう考えます」
 台湾軍の中尉もというのだ。
「そうしてです」
「その通りですね」
「エウロパに負けない為には」
「常に発展し続け」
「彼等よりも巨大であり続ける」
「そうしていけばいいですね」
「そう思います、先程少佐が言われましたが」
 韓国軍の少佐を見つつ言った言葉である。
「やはり我々の敵はです」
「連合ですね」
「そうです」
 こう少佐に答えた。
「あの国に他なりません」
「あの国にどう対するかで」
「日本は敵ではありません」
「むしろ味方ですね」
「そうなります」
 まさにというのだ。
「あの国と対さずに」
「エウロパと対する」
「別にお寿司が日本のものでもどう韓国に影響するか」
 起源がどうであれというのだ。
「はっきり言いますと」
「左様ですね」
 少佐も応えた。
「私も全く同じ考えです」
「何かの起源が日本でも」
「そしてスポーツもです」
 こちらもというのだ。
「それもです」
「健全にですね」
「無闇に意固地になるのではなく」 
 勝利にこだわって試合に挑むのではなくというのだ、連合ではあらゆるスポーツで日韓戦は最悪のカードだと言われている。
「スポーツマンシップに則り」
「そうしてですね」
「はい」
 まさにというのだ。
「勝敗よりもです」
「健全な試合ですか」
「それをすべきであり」
 そしてというのだ。
「それが出来ないではです」
「よくないですね」
「まことに」
 こう言うのだった。
「私も韓国軍の士官そして」
「官僚の方々にですね」
「財界の方々もです」
「スポーツは健全に」
「日本に負けても国はなくならないですから」
 そんなことは有り得ないというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧