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ドリトル先生と奇麗な薔薇達

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第八幕その十

 先生は学問もします、そしてお昼に植物園に行くと今も薔薇のコーナーには様々な色の薔薇達が咲いています。
 その薔薇達を観てです、皆は言いました。
「やっぱりいいよね」
「薔薇はね」
「見ていて奇麗で」
「香りもいいし」
「素敵なお花だよ」
「とてもね」
「そうだね、僕はどのお花も好きだけれど」
 先生ににこりとして頷きます。
「薔薇も好きで見ているだけでね」
「癒されるよね」
「心が奇麗になるよね」
「そして楽しくなるわね」
「僕達と一緒で」
「そうなるからね」
 それでというのです。
「本当にね」
「いいお花だね」
「ついついずっと観ていたくなる」
「香りを楽しみたくなる」
「そうしたお花だよね」
「そうだね、日本でもこうして薔薇達を沢山観られて」
 そうであってというのです。
「僕は幸せだよ」
「ここでも幸せだね」
「先生はそうだね」
「薔薇が好きで」
「観られて幸せだね」
「しかし先生っていつも幸せって言うね」
「そうよね」
 皆ここでこんなことをお話しました。
「何だかんだで」
「そう言うよね」
「何かにつけて」
「そうだよね」
「うん、些細と言われることでも」 
 そうしたものでもというのです。
「僕はね」
「幸せを感じて」
「それでだね」
「楽しく過ごせるね」
「それこそいつも」
「そうだね、そして幸せを感じられたら」
 そうであればというのです。
「それでいいね」
「そうだよね」
「些細と言われることでもね」
「幸せを感じられたら」
「もうそれでいいわね」
「同じことでも不満を感じるよりも」
 それよりもというのです。
「幸せを感じたらね」
「いいね」
「世の中何でも不満感じる人多いけれど」
「そうした人でいるよりも」
「幸せを感じることだよね」
「うん、不満ばかり感じていたらいい気持ちはしないし」 
 そうであってというのです。
「周りもそうしたものを見るとね」
「よく思わないよね」
「不平不満ばかり言う人は」
「やっぱり」
「そうだからね」
 それでというのです。
「好かれないししかも病は気からで」
「精神状態も大事だよね」
「健康には」
「どうしても」
「そうだからね」
 それ故にというのです。 
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