| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊超決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二十八話 侮りその七

「残念なことに」
「我々に奴等と接点を持つ者はいないからな」
「だからですね」
「それでだ」
 その為にというのだ。
「よく知らないな」
「調べることも難しいですね」
「困ったことだ」
 ギルはインサーンに苦い声で述べた。
「全く以てな」
「そう言われると確かに」
 インサーンも否定せずに答えた。
「その通りですね」
「そうだな」
「彼等のことはです」
「どうしてもな」
「私達に直接接点のある人はいないので」
「知らないな」
「そして調べにくいです」
「全く以てな」
「その通りです」
「だから困っている」
 ギルはまさにと述べた。
「あの者達の情報収集についてはな」
「敵を知ってこそ動けます」
 ネロはこのことを指摘した。
「ですから」
「それでだな」
「はい、我々はこのままではです」
 ギルにさらに話した。
「あの者達に何も出来ません」
「文字通りにな」
「左様です」
「そうしている間にな」 
 牙鬼は怒った顔で話した。
「連中は動いてくるよな」
「充分考えられますな」
 ネロもまさにと答えた。
「そうすることは」
「どうする?威力偵察って形でな」
 ゼットはその目を鋭くさせて話した。
「実際に戦って相手を見極めるか」
「それはあまりにも危険ですぞ」
 晦はゼットに提案にどうかという声で答えた。
「ゼット殿なら生きて帰れてです」
「敵のことがわかってもか」
「奴等が恐ろしく強いことは事実です」
「だからか」
「はい、迂闊に戦ってはです」
 そうすると、というのだ。
「こちらがです」
「やられるか」
「そうした者が多く出ます」
「そうだな」
 ゼットは晦の言葉に確かにと頷いた。
「その通りだな」
「はい、ですから」
「威力偵察は止めることだな」
「そうすべきかと」
「じゃあそうするな、しかしな」
「相手のことはですな」
「知らねえとな」
「彼等の下にスパイを送り込むにも」
 マッジョはどうにもという声で述べた。
「それもです」
「難しいというか無理だな」
「はい」
 ゼットに対して答えた。
「彼等の居場所は異空間ですし」
「兵隊もいないみたいだしな」
「ですから」
 その為にというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧