夢幻水滸伝
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第三百六十一話 戦の期限その七
「頼むで」
「わかりました」
エリカも頷いて応えた。
「宜しくお願いします」
「ほなな」
「そうしていきます」
「地中と海中ですね」
ボームも言ってきた。
「注意すべきは」
「そや、それでや」
その為にとだ、トウェインはヘミングウェーにも答えた。
「地中にも獣やモンスターでや」
「監視を置いて」
「海中にも注意してな」
「敵の奇襲を防ぎますね」
「奇襲は見破られたら終わりや」
このことを看破して言った、そうしてヘミングウェーの顔を見ながらそのうえでこうしたことを言ったのだった。
「倍になってや」
「返されますね」
「それだけのダメージを受けるわ」
「そうですね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ほんまな」
「奇襲にはですね」
「いつも注意してな」
そうしてというのだ。
「やっていくで」
「わかりました」
「それはな」
トウェインはさらに言った。
「他の戦でもや、膠着した戦局を打開しようとしたり」
「今の様に」
「劣勢を挽回しようと思ったらな」
そうした時はというのだ。
「ほんまな」
「奇襲ですね」
「それが一番やからな」
「実際それで勝った事例も多いですね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ほんまな」
「それで、ですね」
「警戒してくで」
「その様に」
「こっちも出来たらな」
機会があればというのだ。
「奇襲を仕掛けてな」
「勝ちますね」
「奇襲はほんまにな」
奇襲についてさらに言うのだった。
「成功させるとな」
「大きいですね」
「しかし失敗したらな」
その時はというのだ。
「まさにや」
「それで終わりですね」
「倍のダメージを受けてな」
そうしてというのだ。
「負けがや」
「決定的になりかねへんですね」
「そやからな」
「奇襲はみだりにするもんやないですね」
「そうしたもんや、正道がな」
それがというのだ。
「ずっと残ってるのはな」
「それが効果的やからですね」
デリーロが応えた。
「そやからですね」
「そや」
その通りだというのだ。
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