ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第五幕その八
「相手の方のこともお聞きして」
「どういった方々か」
「はい」
そしてというのです。
「考えさせて下さい」
「それでは」
日笠さんは先生が相談に乗ってくれると聞いて笑顔になりました、そしてその結婚する人達のことを聞きました。
「ドイツの人とだね」
「そう、オーストリアの人だね」
「男の人がドイツの人でね」
「女の人がオーストリアの人」
「その人達が日本で巡り合って結婚する」
「面白いね」
「面白い縁ね」
「そうだね、この学園は世界中から人が集まるから」
それでと言う先生でした。
「こうしたこともあるね」
「そうだね」
「しかも男の人は動物園勤務の生物学者」
「女の人は植物園勤務の植物学者」
「生物学と植物学の巡り合いもいいわね」
「面白いね」
「そうだよね、人生は不思議な巡り合いに満ちていて」
先生は皆に笑顔でお話しました。
「人によってとはね」
「思えないよね」
「神様の導きによるものとしかね」
「そんな出会いに満ちているね」
「運命としかね」
その様にというのです。
「思えない様な出会いがどれだけあるか」
「どうしてここでこの人と出会ったか」
「不思議で仕方ない様な出会いがね」
「本当に多いよね」
「人生は」
「全くだね、だからね」
それでというのです。
「僕はこうしたことからもね」
「神様を信じるよね」
「神様はいるってね」
「その様にね」
「思うよ」
まさにというのです。
「僕はね」
「やっぱり神様はいるよ」
「間違いなくね」
「それは事実だよね」
「そうだよ、神様はね」
まさにというのです。
「確実にね」
「この世にいるね」
「間違いなく」
「そうだよね」
「理屈ではとても説明出来ない出会いがね」
それがというのです。
「世の中にはね」
「満ちているよね」
「その人達もだし」
「神様はいるよ」
「この世にね」
「偶然と思っていても」
人と人の出会いはというのです。
「それはね」
「違うね」
「そうだよね」
「神様がそうさせているよ」
「そんな不思議な出会いがどれだけあるか」
「この世にね、そう考えて」
そうしてというのです。
「生きていかないとね」
「全くだね」
「それでその人達の出会いを祝福しよう」
「そして日笠さんが来られたら」
「一緒に考えていこうね」
「どんなプレゼントがいいかね」
「そうしようね、そしてドイツとオーストリアなら」
先生は結婚するお二人の国籍のお話もしました。
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