八条学園騒動記

「親戚の身体の悪い自分の叔父さんにな」
「ちょっと言われてね」
「殴ってやろうかなんて言うなんてな」
「その時点でな」
「アウト過ぎるわね」
「俺はその時点で切れてな」
　そうなっていてというのだ。
「付き合いを止める」　
「そうするわね」
「ジャッキーもだな」
「もう駄目過ぎて」
　人としてというのだ。
「切り捨てるわ」
「そうだな」
「完全にね」
「どうしても更正しないな」
「餓鬼になってるってね」
　今の話の通りにというのだ。
「言うわ」
「そうだな」
「それでね」　
　そのうえでというのだ。
「お付き合い止めるわ」
「そうするな、俺もだ」
　テンボも自分もだと話した。
「本当にな」
「お付き合い止めるわね」
「絶対にな」　
　そうするというのだ。
「そんな奴誰でもな」
「見捨てるわね」
「ちょっと言われただけだろ」
「はい、偉そうに言うが自分はどうかと」
　その様にとだ、セーラが話した。
「叔父さんに言われまして」
「それでか」
「怒ったのね」
「他のお家が仲良くていいと叔父さんが言われて」
　そうしてというのだ。
「自分の家もいいと反論して」
「それでか」
「そう言うが自分はどうかと」　
　こうテンボに話した。
「言われて」
「殴ってやろうか、か」
「怒って」
「怒ることか」
　テンボも思うことだった。
「そんなことは」
「思わないですね」
「他の家の仲がいいならな」　
　そうじた家ならというのだ。
「それでだ」
「いいですね」
「そうだ」
　まさにというのだ。
「俺はそう思う」
「あたしもよ」　
　ジャッキーも言ってきた。
「聞いてもそれはいいってなって」
「終わりですね」
「何か怒るポイントある？」
　ジャッキーにはそこがわからなかった。
「大体」
「私もないと思います」
　セーラにしてもだった。
「怒るところは」
「自分の家がどうでもな」
「いいでしょ」
「相手の家もな」
「それもちょっと言った感じだし」
「そこで自分がどうとか言われても」
「何で怒るのか」
　二人で首を傾げさせて話した。