ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第四幕その三
「僕達も食べたいしね」
「そうだね、あと先生もうボトル一本空けそうだから」
それでと言う老馬でした。
「そちらも出そう」
「二本目ね」
ポリネシアはまさにと言いました。
「先生のワインは」
「うん、そうなるよ、それにね」
先生は皆に応えて言いました。
「ジャムとワインは僕が出すよ」
「デザートも?」
「そうするんだ」
「先生が」
「出してもらってばかりなのも悪いからね」
だからだというのです。
「それでだよ」
「いやいや、それはいいよ」
「先生お酒飲んでるしね」
「だからね」
皆はその先生に酔っているからと告げました。
「いいよ」
「先生はそのまま座ってて」
「それで飲んで食べて」
「そうしていて」
「それなら」
先生も頷きました、そうしてです。
皆にジャムと二本目のワインそれにデザートのゼリーも出してもらいました、そのうえで晩ご飯を食べていきますが。
イカ墨のスパゲティを食べてです、笑顔で言いました。
「このスパゲティもいいよね」
「イカ墨のね」
「日本でもよく食べられるよね」
「美味しいよね」
「うん、だからね」
それでというのです。
「今夜はこのスパゲティでとても嬉しいよ」
「実はスーパーで安売りでして」
トミーが笑顔で言ってきました。
「最近食べていませんでしたし」
「それでだね」
「はい、今夜はと思いまして」
それでというのです。
「こちらにしました」
「そうなんだね」
「先生も色々なスパゲティお好きで」
それでと言うトミーでした。
「イカ墨もですね」
「イギリスではパスタよく作っていてね」
「食べますね」
「けれどやっぱりだよ」
笑顔で言う先生でした。
「パスタはイタリアでね」
「日本のものも美味しいですね」
「うん、ただ何でもね」
先生はこうも言いました。
「昔は大蒜もオリーブオイルもね」
「使っていなかったんですね」
「日本ではね」
「そうだったんですか」
「オリーブオイルは昭和の末まで高くて」
日本ではというのです。
「普及もしていなくて」
「今は普通にありますね」
「けれど昭和の末までそうでね」
オリーブオイルは高くて普及していなくてというのです。
「それでバターやサラダオイルをだよ」
「使っていたんですか」
「パスタに絡めていたんだ」
「昔hそうだったんですね」
「それがオリーブオイルが普及して」
そのオリーブオイルが使われ大蒜も入っているスパゲティをとても美味しく食べつつトミーにお話します。
「日本でもね」
「パスタにオリーブオイルが使われる様になったんですね」
「そうなんだ」
こう笑顔でお話します。
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