料理下手は先入観
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第二章
「アイルランドのおお料理でアイルランド人で」
「そ、それは」
「ちょっと」
「いいのよ、実際ね」
これがとだ、エレンは自分から話した。
「アイルランドのお料理はね」
「よくないの」
「そうだっていうのね」
「イギリス以上にね」
世界的に有名なこの国よりもというのだ。
「お料理は駄目だからね」
「アイルランドは」
「実際にそうなのね」
「ええ、けれどね」
それでもというのだ。
「私お料理好きで」
「よく作るの」
「そうなの」
「それで食べることも好きだから」
それでというのだ。
「本当にね」
「お料理得意で」
「味もいいのね」
「そうなのよ」
これがというのだ。
「私はね、ただね」
「ただ?」
「ただっていると?」
「最近日本のお料理食べてると」
そうすると、というのだ。
「お醤油沢山使うから」
「ああ、和食はね」
「何と言ってもだしね」
先生達もそれはと応えた、エレンが作った料理を食べつつ。
「お醤油使うわ」
「お醤油なくして語れないわ」
「だから体臭がね」
これがというのだ。
「お醤油になってるかもね」
「それね」
「そうなるっていうのね」
「ええ」
そうだというのだ。
「そんな気がするわ」
「それ言われるのよね」
「日本人の体臭がお醤油だって」
「お醤油の匂いするってね」
「他の国の人達から言われるのよね」
「ええ、それで私もね」
和食をよく作って食べる様になってというのだ。
「体臭がね」
「変わってきたのね」
「お醤油に」
「そのことを実感しているのね」
「そうなの、けれど美味しいから」
エレンは微笑んで話した。
「だからね」
「これからもなのね」
「和食も作っていくのね」
「そして食べていくのね」
「美味しくね」
同僚の先生達に笑顔で答えた、そしてだった。
一緒に自分が作った料理を食べていった、どれもとても美味しく楽しめた。そしてアイルランドの実家に九かの時に一時戻ると醤油臭いと言われたのだった。
料理下手は先入観 完
2024・7・25
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