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夢幻水滸伝

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第三百五十七話 東部の動きその十三

「ほんまな」
「軍に必要ですね」
「絶対にな、それに塩漬けとかピクルスも」
「用意しますね」
「ザワークラフトもや」
 この食べものもというのだ。
「用意するで」
「あちらもですね」
「そや、ビタミン補給にええしな」
 ザワークラフトはというのだ。
「それでや」
「ザワークラフトも用意して」
「将兵達に食ってもらうわ」
「そしてですね」
「わし等もな」
 自分達もというのだ。
「食ってくで」
「そうしますね」
「栄養のことも考えへんとな」
「そやからですね」
「保存食やとな」
「ピクルスそれにザワークラフトですね」
「そっちを用意してな」
 そうしてというのだ。
「食べてもらうし」
「食べていきますね」
「そうするで、あと保存食やないが」
 こう前置きして話した。
「新鮮な果物、林檎やオレンジもな」
「用意しますね」
「今ビタミンの話をしたが」
「ビタミン補給になるので」
「用意するわ、それにな」
 メルヴィルは話を続けた。
「野菜もな」
「やはり用意しますね」
「そうするわ、そして栄養はな」
「充実する様にしますね」
「あらゆる栄養をな、あとこれは戦とは直接関係ないけどな」
 ここでメルヴィルはこんなことも言った。
「五大湖の方で鯉が増えてるな」
「かなり」
 五大湖に接しているミシガン州出身のルイーザが困った顔で応えた。
「生態系にも影響が出ています」
「どうにかせんとあかんさかいな」
「それで、ですね」
「こうした時は食うのが一番や」
 こう言うのだった。
「それでや」
「五大湖の鯉を食べますか」
「獲ってな」
 漁業でというのだ。
「そうしてムニエルやフライにして」
「食べますね」
「冷凍したら虫が死ぬさかい」
 そうなるからだというのだ。
「カルパッチョもええ」
「そうもして食べますね」
「それで缶詰とか燻製とか塩漬けにもして」
 そうもしてというのだ。
「食えばええわ」
「そうして数を減らしますね」
「そや、獣やモンスターが食ってもな」
 五大湖に棲息している彼等がというのだ。
「それでも追い付かんでな」
「増え過ぎています」
「それやとな」
「食べることですね」
「まして鯉は美味い」
 その味のことも話した。
「しかも栄養があるしな」
「精がつくといいますね」
「そや、あと和食や中華でもよお使うし」
「それでも食べますね」
「何ならわし等も和食や中華でな」
 こちらの料理でというのだ。 
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