ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第三幕その七
「当時そして長い間華佗さんだけが出来た」
「そんなものだったんだ」
「じゃあ華佗さんの医学書が残っていても」
「その通りに出来たか」
「無理だったかも知れないんだね」
「そうかもね」
こんなお話をしながらです。
先生は麻酔について学んでいきました、そして気分転換にローズティーも楽しんでいましたがそこで、でした。
ふとです、皆も先生と一緒に紅茶を飲みつつ言いました。
「薔薇って食べることも出来て」
「こうして飲みものにも使えるからね」
「いいお花だよね」
「形もよくて」
「香りもでね」
「そうだね、ただね」
先生は皆に笑顔でお話しました。
「奇麗な薔薇には棘があって手入れもね」
「必要だよね」
「それを行うこともね」
「大事だよね」
「そうだよ、薔薇にしてもね」
このお花もというのです。
「寄生虫の心配があるよ」
「そうだよね」
「何もせずに奇麗になるか」
「そうじゃないよね」
「これが」
「そう、奇麗なままでいる様にするには」
薔薇の花達がというのです。
「やっぱり努力がだよ」
「必要だね」
「どうしても」
「何もせずに奇麗なままでいられない」
「そうだね」
「そのことはね」
どうしてもというのです。
「覚えておかないとね」
「そうだよね」
「植物園の薔薇園もだよね」
「手入れは怠っていないね」
「そうだね」
「勿論だよ、イギリスはガーデリングでも知られているけれど」
そうであってというのです。
「薔薇の手入れもね」
「好きな人は欠かしていないね」
「お庭に薔薇を置いてね」
「そうして手入れしてるね」
「ガーデニングで薔薇がお好きな人達は」
「そうしているからね、薔薇にも寄生虫がいることは」
このことはというのです。
「本当にね」
「忘れたら駄目だね」
「どうしても」
「それで手入れして」
「ちゃんとしないと駄目だね」
「その点あの植物園は立派だよ」
日笠さんと一緒に参加させてもらったティーパーティーの時に観た色々な薔薇達を思い出しつつ言うのでした。
「本当にいつもね」
「手入れしていて」
「奇麗にしているからね」
「素晴らしいよね」
「植物園の人達も頑張ってくれているね」
「寄生虫もいないしね、ただ」
こうも言う先生でした。
「一つ気になることはね」
「何?」
「何かな」
「あそこに問題あるの?」
「うん、植物園全体に言えることだけれど」
そうであるけれど、というのです。
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