| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊超決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二十二話 焼肉を食べてその十三

「偉そうにしないです」
「そうなんだね」
「はい、飾らないで」
 そうしてというのだ。
「明るく楽しくです」
「やっていってるんだ」
「私達は」
「我々なんてあれですよ」
 アッカはビールを飲んで話した。
「最初は街のチンピラとかでした」
「王様どころか」
「そうでしたから」
 だからだというのだ。
「本当に」
「偉いと思っていなくて」
「ありのままです」
 飾らずというのだ。
「王様でも側近でも」
「そういうことだね」
「それで」
 ハチノスを食べてまた言った。
「楽しくです」
「食べてるんだ」
「はい」 
 そうだというのだ。
「それで飲んでいます」
「そうなんだね」
「偉そうにして何になるのか」
 ゲロウジームも言ってきた。
「別に」
「ないね」
「はい、私なぞです」 
 それこそというのだ。
「もうここにいられるなら」
「それならなんだ」
「いいですから」
「そうなんだね」
「皆さんがおられて」
 そうしてというのだ。
「ジェラミー様がお幸せなら」
「そう考えているんだ」
「左様です」
「謙虚っていうのかな、しかし」
 伊賀崎父はそんなゲロウジームに話した。
「君も幸せになっていいんだよ」
「私もですか」
「他の人達の幸せを願って」
「私は幸せです」
「皆が幸せなら」
「それで」
「けれどそう感じて幸せになるだけじゃなくて」 
 それに限らずというのだ。
「君自身楽しい思いをしたりしてね」
「幸せになってですか」
「いいんだよ」
 そうだというのだ。
「そうなってもね」
「そうですか」
「うん、だからね」
 それでというのだ。
「君も楽しもう」
「今を」
「飲んで食べてね」
「その通りだ」
 主のブランエリも言ってきた。 
「俺もお前が楽しむならだ」
「嬉しいですか」
「そうだ、だからだ」 
 笑顔で言うのだった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧