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夢幻水滸伝

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第三百五十五話 三人と五洲その八

「軍艦を建造してね」
「水軍も充実させるな」
「ようやく空船が買えてきたけど」 
 こちらの兵器の話もした。
「水軍の方もね」
「充実させてくか」
「これからはね」
「そうしてくか」
「そうするわ、カリブ海は海賊もいれば」
 彼等にというのだ。
「モンスターもね」
「多いな」
「キューバのインファンテちゃんが頑張ってるけれど」
 彼の名前を出して話した。
「そやけどね」
「あいつはあいつでな」
「あたし達はあたし達でね」
「頑張らんとあかんな」
「そやからね」
「水軍を充実させるな」
「ここはね、しかし海賊は凄いわね」
 こうもだ、デリーロは言った。
「インファンテちゃんは」
「そうやな、海とか河川とかはな」
「ほんま海賊ね」
「あの職業が強いわ」 
 ガーランドも認めることだった。
「ほんまな」
「そうよね」
「もう遊び場や」
「インファンテちゃんにとってカリブ海は」
「そうやな」
「賊やモンスターをどんどん倒して」
 インファンテ、彼はというのだ。
「そしてね」
「貿易もしてるな」
「観光もはじめてるわよ」
 こちらの政策もというのだ。
「キューバといえばね」
「観光やな」
「あのトロピカルな場所がね」
「観光におあつらえ向きですからね」
 オコナーも言うことだった。
「ほんまに」
「そう、それでよ」
「観光にもですね」
「力を入れはじめてるわ」
「農業や漁業もで」
「そのうえでね」
「インファンテさんもやりますね」
 オコナーは感嘆を込めて言った。
「ただ戦うだけやないですね」
「そうよ、それであたし達もね」
「海に力を入れていきますね」
「海にもね」 
 こうオコナーに返した。
「そうしてくわ」
「これからは」
「お金もかかるけれど」
「軍艦も馬鹿にならへんですし」
「けどね」
 お金がかかる、だがそれでもというのだ。
「必要よ」
「海も重要ですからね」
「そう、貿易も水産もね」
「大きな利益になるので」
「それでね」
 そうであるからだというのだ。
「絶対によ」
「軍艦を購入しますか」
「有力な企業に製造を依頼するわ、今のあたし達の技術ではね」
「優秀な軍艦はですね」
「そうはね」
「開発出来ないから」
「だからね」 
 それでというのだ。 
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