| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊超決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二十二話 焼肉を食べてその三

「好きなんだ」
「そうですか」
「俺今最高の気持ちだよ」
「私も好きになりそうです」
「それは何よりだよ」
「お酒はです」
 モルフォーニャはウイスキーをストレートで飲みつつ言った、当然肉も食べていてそれでこう言うのだった。
「強いお酒が好きですね、私は」
「あれっ、これウイスキーだよね」
 ラッキューロはこのことに気付いた。
「このお酒強いよ」
「だから強いのがいいのよ」
「そうなんだ」
「私の国って寒いから」
 ラッキューロにだからだと話した。
「強いお酒でないとね」
「あっ、身体が温まらないんだ」
「だからね」
 それでというのだ。
「お酒はね」
「君は強いのがいいんだ」
「うん、あとね」
「あと?」
「君ぬいぐるみみたいでいいね」
 ラッキューロの外見を見つつ話した。
「可愛いだよ」
「そう言ってくれるんだ」
「ぬいぐるみにならない?」
 モルフォーニャは笑ってこうも言った。
「これから」
「いや、僕はこのままでいいよ」
「いいの?」
「ぬいぐるみになったら漫画とか読めないよね」
 焼肉を食べつつ言った。
「だからね」
「いいのね」
「そうだよ」
「そういうことね」
「だからね」 
 それでというのだ。
「今はこうして一緒にね」
「ウイスキー飲む?」
「お酒なら甘いのがいいよ」
「ウイスキーはいいのね」
「強いお酒はいいよ」
 こう言ってゼンマイも食べた、そうしてそのうえでカシスオレンジを飲んだ。そしてモルフォーニャにあらためて言った。
「僕お菓子も好きだし」
「私もだけれどね」
「お菓子だと」
 カニスカが話に入って来た。
「後で貰う」
「あれっ、カニスカさんお菓子好き?」
「実はそうなのよ」 
 いつも傍にいる者としてだ、モルフォーニャが答えた。
「毎日ね」
「お菓子食べてるんだ」
「甘党でね」
「意外かな、いや」
「案外意外じゃないよ」
 伊賀崎父が言ってきた。
「人の好みはそれぞれでね」
「意外とかはないんだ」
「外見と科雰囲気では判断出来ないよ」
 こうラッキューロに話した。
「好みはね」
「お菓子が好きでもなんだ」
「誰がそうでもね」
「このお店はデザートも充実していますね」
 クロダはメニューをチェックして話した。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧