| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十六部第五章 傍目に見つつその四十八

「そこを取り違えている者が」
「どの議会でもいますね」
「ただ喚いているだけで主張していると勘違いしていたり」
「実際に中傷や罵倒しか言わない輩も」
「まさにどの議会でもいますね」
「マウリアの議会でもですね」
「中央議会でも地方議会でもいる」
 マウリアでもというのだ。
「むしろいない議会なぞだ」
「ありませんね」
「そうした議員がいない議会なぞ」
「どうしてもそうした議員がいますね」
「どの議会でも」
「有権者次第でだ」
 まさに選ぶ者によってというのだ。
「それでだ」
「良識ある議員が選ばれますし」
「逆にそうした議員が選ばれますね」
「それはまさにどの議会でもであり」
「難しいところですね」
「民主政治では人気があればだ」
 即ち投票数が多ければというのだ。
「まさに誰でもだ」
「政治家になれますね」
「選挙に当選すれば」
「それでなれますね」
「誰でもな、例えどれだけ素行に問題があり政策も出鱈目でもだ」
 そうした人物でもというのだ。
「文句ばかりでそもそも政策がなくともだ」
「有名ならですね」
「それならですね」
「政治家になれますね」
「選挙に当選すれば」
「それだけでな」 
 まさにというのだ。
「当選する、そして私にもな」
「中傷をしてきますね」
「根拠のない」
「汚職をしただのと」
「強引なこじつけもありますね」
「そんなものは気にしない、私は家の資産で充分に政治資金を出しているしだ」
 それにというのだ。
「家の事業でだ」
「それで、ですね」
「自由に収益をあげられていますね」
「だからですね」
「汚職の心配もないですね」
「政治活動のチェックもだ」
 これもというのだ。
「確かなものに行わせてだ」
「そして、ですね」
「問題がないですね」
「その様にされていますね」
「だからですね」
「そうだ、だからだ」
 それ故にというのだ。
「私をそうしたところで攻めてもだ」
「根拠がないですね」
「その様なものは出していませんね」
「それこそ一切」
「だからですね」
「問題なくだ」
 まさにというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧