神々の塔
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第七十話 妖精王その九
「別の試練でいいかな」
「お願いします」
「具体的に言うとクイズだけれど」
それが試練だというのだ。
「数もジャンルもかなりだから」
「覚悟してですね」
「来てね、クイズの試練もあったかな」
「はい、これまで」
施はまさにと答えた。
「戦をされへん神霊さん達もおられて」
「それでだね」
「クイズもです」
「あったね」
「他にも色々と」
「試練は戦だけじゃなくてね」
先生は温和な笑顔で話した。
「色々なものがあるからね」
「そやからですね」
「僕はね」
「クイズですね」
「それを通じてね」
そのうえでというのだ。
「君達に試練を与えるよ、一問一問解けるまで出して」
「全問正解で」
「そう、解けたらね」
その時はというのだ。
「晴れてね」
「上の階に進めますね」
「そうなるい、僕はどうしてもね」
「戦はですね」
「出来なくてね」
それでというのだ。
「そしてそれはね」
「他のですね」
「僕と一緒にいる彼等も同じでね」
ジップ達いつも一緒にいる面々を見つつ話した。
「それでだよ」
「クイズで、ですね」
「試練とするんだ」
こう施に話した。
「そういうことでね」
「これからですね」
「宜しくね」
「はい、ほな」
「宜しくね」
笑顔で応えてだった、ドリトル先生と彼と共にいる生きもの達はそれぞれクイズを出していった。そのクイズにもだ。
十人は力を合わせて向かった、その中で。
この世界で最も高い山は何処かと聞かれてだ、リーは言った。
「チョモランマや」
「この世界でもそやね」
「そや、ネパールにあるな」
「あの山やね」
「標高はな」
綾乃にそちらの話もした。
「起きた世界と同じでな」
「世界一やね」
「地下世界も含めてな」
それでというのだ。
「世界一や、ほなや」
「今からやね」
「解答するわ」
「ほなね」
「そしてな」
さらにだ、リーは言った。
「次のクイズに向かうで」
「そうしよね、しかし」
ここで綾乃はリーを見て言った。
「リー君って今回の試練七割答えてるし」
「それでか」
「めっちゃ頼りになるわ」
「学者やからな」
「その職業やからやね」
「こうした時答えるのはな」
それはというと。
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