スーパー戦隊超決戦
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第二十話 人間味その八
「ああした者達はじゃ」
「敵としてだよな」
「倒すべきじゃ、戦隊の者達より先にな」
それこそというのだ。
「そうすべきじゃ」
「その通りだよな」
「左様、出来ればもう復活せぬことを望む」
有明の方はこうも言った。
「ああした者達はな」
「全くだな」
「しかし出て来ればな」
その時はというと。
「真っ先にじゃ」
「あいつ等と戦わねえとな」
「間違っても味方にせぬ」
このことは絶対だというのだ。
「信用なぞ出来ぬからな」
「そういえばあちらはどうなっているのかしら」
ソノナはダブデド達の話の中でふと言った。
「王様達は」
「何でも平和になってね」
マーダッコが答えた。
「今はそれぞれの国を穏やかに治めているそうよ」
「そうなの」
「互いに協力し合ってね」
「それは何よりかしら」
「そうよね、ただね」
マーダッコはこうも言った。
「戦隊でしょ」
「だからなのね」
「あたい達と戦うかもね」
こうも言うのだった。
「ひょっとしたらね」
「その時は」
「今でも大変なのに」
今戦っている戦隊の者達だけでもというのだ。
「さらにね」
「増えるとなると」
「もうね」
それこそというのだ。
「これどころじゃないわよ」
「より厄介なことになるわね」
「あいつ等も強いから」
だからだというのだ。
「だからね」
「それならその時は」
「もっとよ」
「こちらも戦力を高める必要があるわね」
「誰かいないかしら」
マーダッコは考える声で言った。
「本当にね」
「他の組織を探す?」
「ええ、正直王様達まで来たらね」
「私達だけでは難しいわね」
「前の決戦で負けたのよ」
このことから言うのだった。
「だったらね」
「より多くの戦力が必要ね」
「そうよ、とはいってもね」
「何かもうね」
「今仲間になってくれそうな組織はないわね」
「ジャシンカはどうだ」
アイスロンドが言ってきた。
「地底の」
「あそこ?」
「あちらに結構な数のこれまで戦隊と戦って来た者達がいるそうだ」
マーダッコにこのことを話した。
「だからだ」
「ジャシンカになの」
「話をしてな」
そうしてというのだ。
「一緒に戦ってもらうか」
「そういえばジャシンカも戦っていたわね」
「ダイナマンとな」
「じゃあお話に乗ってくれる?」
「いや、無理だ」
カオスはジャシンカが自分達の仲間になる可能性を否定した、そしてそれが何故かも話したのだった。
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