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夢幻水滸伝

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第三百五十一話 ソーサラーとしてその十一

「いいわね」
「その様に」
「そしてね」
 そのうえでというのだった。
「今は内政と軍隊の整備とね」
「それにですね」
「賊やモンスターの退治もね」 
「推し進められますね」
「そうするわ」
「わかりました、では私はです」 
 市長はデリーロの言葉に頷いてからさらに話した。
「このヒューストンの市長として」
「この街を治めてくれるわね」
「その様に」
「そうよね、あたしは勢力全体を治めて」
 その勢力の統治の書類のサインをしつつ話した。
「そしてね」
「そのうえで、ですね」
「それぞれの街や村の自治はね」
「認めますね」
「さもないと大変なことになるわ」
「デリーロ様にお仕事が集中して」
「そうなるから」
 あからだというのだ。
「ほんまね」
「自治は、ですね」
「認めていくわ」
 それぞれの街や村のというのだ。
「そしてあたしはね」
「勢力全体の統治をですね」
「行っていくわ」
「そうされますね」
「ええ、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「今はね」
「今言われたことをされていきますね」
「そうするわ」
 こう言ってだった。
 デリーロはまずは内政と賊やモンスターの退治に専念した、その間も降る街や村は出ていてそれでだった。
 そうした街や村を迎え入れていてデリーロは時として自ら賊やモンスターの退治に出て指揮だけでなく戦闘も執っていたが。
 術あだけでなく神具を使っての高速移動に変身そしてソーサラーの妖術を使って戦ったがその妖術がだった。
「お見事です」
「敵を惑わし攻撃する」
「獣を出し使役し」
「敵の目の前に雲を出したり落雷を落とす」
「ここまでの妖術をお使いとは」
「ソーサラーの妖術は強いわね」
 デリーロ自身思うことだった。
「使いこなすとね」
「そうです」
「ですがデリーロ様程の妖術はありません」
「そうはです」
「まことに」
「そこはレベルとステータスと特技ね」
 それ故にというのだ。
「そうしたものがあるから」
「だからですね」
「デリーロ様の妖術は凄いのですね」
「左様ですね」
「その様ね、ただね」
 こうも言うデリーロだった。
「妖術は強いだけに用心もね」
「必要ですか」
「そう思われますか」
「強い力はコントロールしないと」
 そうしなければというのだ。 
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