スーパー戦隊超決戦
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第十六話 発見その十四
「そうするぞ」
「そうなのか」
「だからな」
それ故にというのだ。
「あんたもだ」
「私の脳だけを取り出してか」
「その中にあるものだけ利用するかもな」
「そうするか」
「ああ、だからな」
そのことが考えられるからだというのだ。
「本当にな」
「危険か」
「若しそいつが復活してだ」
ダグデド、彼がというのだ。
「地球に来たならな」
「私を利用するか」
「正直ワルス=ギル達がそんなことをするとは思えない」
スティンガーは率直に述べた。
「あんたが首を縦に振らないならだ」
「殺すか」
「いや、今のあいつ等ならそこまではしない」
スティンガーはドクターマンの命は大丈夫だと答えた。
「精々監禁する位だ」
「私が協力しないならか」
「しかしだ」
それがというのだ。
「ダグデドは違うな」
「私をそうしてもか」
「利用するぞ」
「それならか」
「ああ、あんたはやっぱりな」
「君達と共にいた方がいいか」
「あんたそんな風になりたいか」
ドクターマンを見据えてだ、スティンガーは彼に問うた。
「脳味噌だけになってな」
「確かに私は死ぬのを待つだけだ」
その身だとだ、ドクターマンは答えた。
「最早な、だが」
「流石にだろ」
「そうはなりたくない」
「誰だってそうだよ、だったらな」
それならというのだ。
「本当にな」
「諸君等に保護されるべきか」
「正直まだジャークマター達の方に行く方がましだ」
チャンプはこう言った。
「そんな風になる位なら。違うだろうか」
「その通りだ」
ドクターマンはまさにと答えた。
「私にしても」
「それならだ」
「結論は一つか」
「我々と共に来てくれるか」
「そうすべきか」
「何かこうした話をするとだ」
チャンプは真剣な声で話した。
「実際に出て来るのではないか」
「そんな気がするよね」
佐久間はチャンプの言葉に頷いた。
「実際に」
「そうだな」
「そうなる前にね」
「ドクターマンを保護しよう、そして」
「そのうえでな」
「若しダグデドが出て来たらやっつけて」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「もう二度とだ」
「復活出来ない様にするね」
「そうしないとな」
「そうだね」
「そうでなくとも」
ナーガはこう言った。
ページ上へ戻る