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第百二十九話 運動会の進展その一
第百二十九話 運動会の進展
運動会は進んでいた、それで昼近くになってきたが。
留奈は自分達のクラスの集まりの中でかな恵に尋ねた。
「あんた今日のお昼何?」
「お弁当作ってきたわ」
「自分でなの」
「うん、卵焼きがおかずで」
それでというのだ。
「プチトマトとか入れた」
「それでご飯ね」
「そうなの、いつも通りでしょ」
「運動会だとね」
留奈はかな恵に話した。
「豪勢なお弁当って子いるわよね」
「そうよね、けれどね」
「あんたは普通でいったのね」
「量は多いけれど」
それでもというのだ。
「メニューはね」
「普通なのね」
「そうなの」
「私はサンドイッチよ」
一華が言ってきた。
「お母さんが作ってくれたの」
「あんたはそっちなの」
「私がサンドイッチ好きだからって言ってくれて」
それでというのだ。
「サンドイッチをね」
「作ってくれたのね」
「飲みものは紅茶でね」
「サンドイッチと紅茶ね」
「その組み合わせなの」
そうだというのだ。
「今日はね」
「そうなのね」
「そして」
一華は留奈にさらに話した。
「ハムサンドと卵サンドなの」
「サンドイッチの基本ね」
「今から楽しみよ」
笑顔でだ、一華は留奈に言った。
「かなりね」
「私は唐揚げよ」
富美子は笑顔で言ってきた。
「それとお握りね」
「お母さんが作ってくれたの」
「今日運動会って言ったら」
そうすればというのだ。
「私の好きなもの作ってくれたのよ」
「あんた唐揚げ好きだからね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「それをね」
「作ってくれたのね」
「そうなの、嬉しいことにね」
「いいわね」
「私はお握りなのよね」
理虹も言ってきた。
「嬉しいことにね」
「あんたお握り好きだから」
「ご飯そのままもいいけれど」
「お握りだとね」
「もうそれだけでね」
笑顔での言葉だった、理虹もそうだった。
「嬉しいわ」
「そうなのね」
「それで菊菜のお浸しもね」
「あるのね」
「そうなのよ」
「それもいいわね」
「それであんたはどうなの?」
理虹は留奈に彼女の弁当のことを尋ねた。
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