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夢幻水滸伝

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第三百四十九話 迅速な攻略その七

「敵軍はハーンを掌握してフォートワーズも昨日攻め落とした」
「ウェーコはこりつしましたね」
 オコナーが言って来た。
「そうなりましたね」
「そしてアマリロとラボックも陥落した」
 ガーランドは州北西部を指示して話した。
「そこからスウィートウォーターにや」
「迫りますね」
「そうなってる、軍の数は百万でな」
「こちらは二十七万」
「その状況や、そしてトウェインさんの軍は」
 敵の棟梁である彼のというのだ。
「カレッジステーションに向かってる」
「そしてこのヒューストンにも」
「そうなるとな」
 それならというのだ。
「戦う場所はな」
「カレッジステーション近辺ですね」
「そや、ハーンはミニーちゃんが守ってな」
「トウェインさんはですね」
「カレッジステーションに向かってる」
 またこう言うのだった。
「もっと言えばエリカちゃんの水軍も海でのゲリラ戦を抑えてな」
「ガルベストンを攻めていますね」
「そうしてる、しかしまずはエリカちゃんはな」
「放っておきますね」
「水軍はな」
 彼等はというのだ。
「同じ水軍にな」
「頑張ってもらいますね」
「かなりやばいが」 
 海での戦もというのだ。
「しかしな」
「今は彼等に頑張ってもらいますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「もう海でのゲリラ戦も中止してるし」
「ガルベストンの港に艦隊を入れて」
「今は全力でや」
「あの街を守ってもらいますね」
「そうしてもらう、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「おらっち達はな」
「カレッジステーションに向かっているトウェインさん達と戦う」
「正直あの街への救援は間に合わん」
 あっさりとだ、ガーランドは言った。
「そやからな」
「それで、ですね」
「あの街の市長には降ってもらって」 
 そうしてというのだ。
「軍はな」
「撤退してね」
 デリーロも言ってきた。
「そしてね」
「主力と合流や」
「そうしましょう、少しでもね」
「戦力が必要や、そしてや」 
 ガーランドはさらに言った。
「予備戦力もな」
「もう言っていられないわね」
「乾坤一擲の勝負やさかいな」
「使える戦力は全部使わないとね」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「もうな」
「使うわね、予備戦力も」
「ある分を全部や」
 戦力はというのだ。
「総動員や」
「そうして戦うわね」
「それでどうや」
「そうでもしないと勝てへんわ」
 デリーロはすぐに答えた。 
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