| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊超決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十五話 発見その十四

「悪い奴かっていうと」
「あまりそうは思わえないのよね」
 泉が応えた。
「考えてみたら」
「そうだよね」
「グリッタ嬢もな」
 野々村は彼女のことも話した。
「別にな」
「悪い感じはしない」
 虹野も言った。
「別にな」
「そうだな」
「色々な組織があっても」
 野々村はさらに言った。
「根っからの悪人は少ないか」
「そうだな」 
 虹野は野々村のその指摘に頷いた。
「実は」
「そうだな」
「バスコ達は確かに悪人だけれど」
 鈴樹はそれでもと言った。
「ゼット達はね」
「生粋の悪人じゃないね」
 渡嘉敷が続いた。
「どう見ても」
「というか悪人かっていうと」
「そうも言えないところがあるよ」
「そうだよね」
「悪って何か」
 夏目は語った。
「考えていかないとね」
「そうね」
 泉は夏目の言葉に確かにという顔で頷いた。
「私達も」
「意外と根っからの悪人はいないな」
 野々村は話した。
「実は」
「そうだな、俺達の敵でもな」
 虹野はシャドーラインだった者として彼等のことも思い出して話した、するとこの組織には誰もだった。
「そうは悪人はいないな」
「その通りね」
 ワゴンも言ってきた。
「私達の敵ってね」
「ああ、根っからの悪人は少なかったな」
 チケットが応えた。
「色々な組織があってもな」
「そのことも覚えておかないとね」
 こう話した、そしてだった。
 そうした話はニンニンジャーの面々も話していた、伊賀崎は自分達の宿泊先のホテルの中で言っていた。
「今思えば九右衛門そんなに悪い奴じゃなかったな」
「そうね」
 妹の風花が応えた。
「実は」
「今はあの世で幸せにいて欲しいって思うよ」
「私も。敵だったけれどね」
「最後忍者になって出たしな」
「成仏したしね」
「そうですね、彼は生粋の悪ではありませんでした」
 百地も言ってきた。
「それは牙鬼軍団もです」
「そうだよね」
 松尾が応えた。
「あの連中もあまりね」
「邪悪さはないですね」
「よく見てみたら」
「生粋の邪悪となりますと」
 百地はさらに言った、真剣な顔で。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧