オズのエマおばさん
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第六幕その四
「デザートにあった中国のお菓子もよかったよ」
「私は果物がよかったわ」
おばさんがこう言ってきました。
「特にライチが」
「あの果物ですか」
「ええ、物凄く美味しかったわ」
「ああ、ライチ美味しかったな」
おじさんも言いました。
「わしはマンゴーもよかったがな」
「ええ、マンゴーもよね」
「美味しかったな」
「そうよね」
「勿論ライチもだよ」
おじさんもこの果物のお話をします。
「美味しかったよ」
「そうだったわね」
「杏仁豆腐もよかったが」
「果物だってね」
「本当に美味しかった」
「そうだったわね」
「ライチもマンゴーも山で採れたものよ」
ドロシーはお二人にこのことをお話しました。
「この辺りのね」
「そうなのね」
「ライチやマンゴーもなんだな」
「栗やあけびや柿のお話はしたけれど」
「そして食べたわね」
「そうしたね」
「そうした果物もよ」
ライチやマンゴーもというのです。
「そうなのよ」
「そうなのね」
「この辺りの山で採れるんだな」
「他には野苺や山葡萄もそうだから」
こうした果物達もというのです。
「またね」
「この街にいる間になのね」
「食べるんだね」
「よかったらこのお昼にでもね」
この時にというのです。
「食べましょう」
「そうするのね」
「バーベキューの後でだね」
「野苺や山葡萄をね」
そうした果物達をというのです。
「そうしましょう」
「いいわね」
「そのことも楽しみだよ」
おばさんもおじさんも笑顔で応えました。
「この山登りでの運動もいいけれど」
「山の景色が見られてね」
「そして森林浴も出来てるし」
「お昼もそうなんてね」
「素敵だな」
「本当にね」
「そう、素敵に思ってくれたら」
それならと言うドロシーでした。
「私もよ」
「いいのね」
「わし等が思ってくれたら」
「そうよ」
まさにというのです。
「私も嬉しいわ」
「そうなのね、それじゃあね」
「皆で楽しもう」
おばさんとおじさんはドロシーの言葉に笑顔で返しました。
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