スーパー戦隊超決戦

「私は人間にもてましても」
「それでもですか」
「別に」
　これといってというのだ。
「思うところはありません」
「じゃぶっ飛ばすのかよ」
「そうしたこともしません」
　アザルドに対して答えた。
「今の私は」
「穏やかになったな」
「しても意味がないですから」
　それでというのだ。
「無視するだけです」
「それだけか」
「はい、それで済みますし」
　だからだというのだ。
「何もしません」
「まあぶっ飛ばしたりしたらな」　
　実際にとだ、アザルドは答えた。
「揉めるしな」
「無闇にですね」
「そうなるしな」
「しないことですね」
「ああ、揉めたらな」
　アザルドはそうなった際のことも話した。
「騒ぎになってそこからな」
「戦隊が来かねないですね」
　クバルも言ってきた。
「そうなればです」
「戦いになってな」
「ドクターマンを探すどころでなくなります」
「そうなるからな」
「無闇にです」
「ぶっ飛ばすことはないな」
「はい、ナリアが正しいです」
「そうですね、ですが私を見て」　
　ナリアは今度は微妙な顔になった、そのうえで話した。
「結婚してるかと聞かれたことありまして」
「ああ、それな」
　バングレイはその話を聞いて言った。
「わかるぜ」
「そうなのですか」
「今のナリア見たらな」
　そうすればというのだ。
「団地の奥さんって感じするからな」
「団地ですか」
「どうもな」
「団地に住んだこともありませんが」
　結婚しておらずというのだ。
「私は」
「それでもな」
「そうした感じがしますか」
「ああ」
　そうだというのだ。
「どうもな」
「そうなのですね」
「ああ、しかしな」　
　それでもというのだ。
「声はかけられるな」
「はい、そこでしていないと答えますと」
　そうすればというのだ。
「また。ですが急いでいますとです」
「言えばいいか」
「そう言いまして」　
　そうしてというのだ。
「過ぎ去ればです」
「済むか」
「それで」
「じゃあ今もか」
「それで済ませます」　
　こんなことを話していた、そして彼等が熊本から自分達の今の拠点であるザンギャックの母艦に帰るとだった。
　ギルがだ、仲間達に告げた。