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オズのエマおばさん

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第二幕その八

「オズマとね」
「ジュリアにそうして」
「そのうえでよ」
「行こうね」
「そうしましょう」 
 こうトトに言うのです。
「いいわね」
「それじゃあね」
「そしてね」
 ドロシーはさらに言いました。
「そうしたことが一段落して」
「それからだね」
「出発することになるわ」
「そうだよね」
「だからね」
 そうした事情があるからだというのです。
「まずは今やるべきことをやって」
「そのうえでだね」
「だから今から全力で」
 トトに微笑んで言いました。
「お仕事しましょう」
「そうしてだね」
「おばさんとおじさんのお家に出発よ」
 こうお話してでした。
 ドロシーは早速自分のお仕事と申し継ぎにかかりました、カルロス達はオズの国の首相のお仕事ということなので長くかかるかと思いました。
 ですがその日の夕方晩ご飯前にモジャボロの弟さんが宮殿に戻ってきた丁度その頃にはもう、でした。
 終わってです、皆に笑顔で言いました。
「じゃあ旅行の準備もしましょう」
「えっ、もう終わったんですか」
「早いですね」
「その日のうちになんて」
「想像もしませんでした」
「凄いですね」
「ドロシーお仕事早いんだよ」
 トトが驚く五人にお話しました。
「実はね」
「そうなんだ」
「ドロシーさんお仕事早いんだ」
「そうだったのね」
「それで今日のうちになんだ」
「終わったのね」
「しかも正確だから」
 そのお仕事はというのです。
「尚更いいんだ」
「ドロシーはオズの国の首相だからね」
 モジャボロの弟さんが言ってきました。
「だからだよね」
「うん、オズマ姫を助けてオズの政治を行っているからね」
 モジャボロも言います。
「そのお仕事はね」
「驚く位早いよ」
「それでオズマ姫と一緒にお仕事したら」
「コンピューター並だね」
「全く以て凄いよ」
「僕達も驚く位だよ」
「信じられないです」
 カルロスはお二人のお話に目を丸くさせました、そのうえで言うのでした。
「ドロシーさんがそんなにお仕事凄いなんて」
「私達より少し年上なのに」
「それ位なのに」
「凄いですね」
「信じられないです」
 恵梨香達四人も驚いています、ですが。
 その五人にです、教授が言いました。
「オズの国ではお仕事も楽しんでするものだからだよ」
「楽しむものだからですか」
「早く進みますか」
「それも正確に」
「そうなるんですね」
「お仕事も」
「何でも楽しいものだったらはかどるよ」
 教授は微笑んでお話しました。 
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