新ヘタリア学園
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第三千三百六十七話 素通りされる悲しさ
第三千三百六十七話 素通りされる悲しさ
リヒテンシュタインはモルドバに沈んだお顔になって言いました。
「例えばですよ」
「どうしたずら」
「周りに日本さんとアメリカさんと中国さんがおられたら」
「何ずら!?その地獄みたいな状況!?」
モルドバも聞いただけで驚く状況です。
「三国が何もしなくても大変ずら!」
「全く目立てないですよね」
「その三国何も言わなくても目立ち過ぎてるずらよ」
尚アメリカと中国はしきりに言います。
「それこそロシアさんかインドさんでないと目立てないずら」
「欧州だとイギリスさんやフランスさんでないと」
「そう思うと委員長さん凄いずら」
まさにその三国が周りにあってです、アメリカは離れていますが実質周りにいる状況になっています。
「よくあそこまで目立てるずら」
「私もどうも」
「そうずらな、ドイツさんもいるずら」
「観光は目立ってこそなので」
「だから皆素通りずらか」
「どうすればいいのでしょうか」
「凄く深刻な問題ずらな」
モルドバが聞いてもわかりました、リヒテンシュタインの観光の大変さが。
第三千三百六十七話 完
2024・4・21
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