ハッピークローバー
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第百二十五話 応援その六
「どうしてもね」
「白い制服だと」
「汚れが目立つのよ」
「夏のブラウスも」
ここでこの季節の制服の話になった。
「確かにね」
「汚れ目立つでしょ」
「白とか明るい色だから」
「そう、白だしね」
「汚れが目立つわね」
「カレーとか食べて」
かな恵はまたこの料理を出した、これは兎角カレールーは服に付くとかなり目立ってしまうからである。
「それでね」
「大変なことになるわね」
「海上自衛隊、他の国だと海軍でも」
「ああ、夏は白なのよね」
「軍服そうなるでしょ」
「海自さんだと制服よね」
「それでカレーを食べる時なんか」
海上自衛隊では毎週金曜日になっている。
「もうね」
「大変よね」
「汚れない様にね」
ルーが付いてだ。
「それで白い制服着てる子少なくて」
「応援団でも」
「所謂白ランはね」
それはというのだ。
「応援って土埃の中で動き回るから」
「運動量結構あるのよね」
「そうよ、汚れるのよ」
その実はというのだ。
「これがね」
「だから恰好よくても」
「白ラン、それも超長ランになると」
「ないのね」
「黒がね」
この色がというのだ。
「普通よ」
「日本の応援団は」
「そう、そしてね」
かな恵はフランスの娘にさらに話した。
「応援団世界的に人気なの」
「少なくともこの学園にいる子達の間ではね」
「そうなのね」
「それでね」
そうした状況でというのだ。
「本当にね」
「応援団を観られてなのね」
「嬉しいわ、部活でも来てくれるでしょ」
「文科系でもコンクールに行く時とかね」
その時にというのだ。
「激励でね」
「応援してくれるわね」
「そして送ってくれるのよ」
「この学園だとそうよね」
「しかもリベラルだしね」
この学園の応援団はというのだ。
「半分外国の人だし」
「色々な人種で構成されてるわね」
「他の部活と同じでね」
「応援団も然りね」
「だからね」
それでというのだ。
「うちの学園ではね」
「応援団もリベラルね」
「応援団っていうと上下関係が厳しくて」
体育会系の中でも特にだ、それはまさに絶対のものがあるのだ。
「三年生になるとね」
「凄く偉いのね」
「神様っていう位ね」
そこまでというのだ。
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