おぢばにおかえり
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第八十話 教会の仕組みその十五
「もうそれがね」
「僕の欠点ですね」
「その徹底した好き嫌いの激しさがね」
どうにもです。
「駄目なのよ」
「僕の欠点ですね」
「ええ、だから嫌いな相手を嫌い抜くことは」
この癖性分はです。
「何としてもね」
「合わせるということでもですね」
「合わせていかないと」
こう言いました。
「駄目なのよ」
「協調ですね」
「新一君はそれを身に付けたらね」
「いいですか」
「さらによくなるわ」
こう言いました。
「本当にね」
「協調性ですね」
「人と合わせるね」
「我が道を行くだけじゃないですね」
「そこにそうしたところも備えてね」
「そうします」
新一君も答えてくれました。
「これからは」
「それをてをどりからでもね」
「身に備えていくことですね」
「そうよ、ただ上手に踊るだけじゃなくて」
本当にこのことも大事ですが。
「そちらもね」
「努力していきます」
「そうしてね、まあてをどりはね」
これはです。
「どの教会でも布教所でも踊るからね」
「その都度練習する機会がありますね」
「そうよ、だからいさんで学んでいってね」
「そうします、学校の授業でやらせてもらって」
天理高校ではそちらの授業もあります。
「最初驚きましたが」
「そうした学校ってことでね」
「そうですよね」
「受け入れていってね」
「いや、驚いたのは最初だけで」
新一君はこう答えました。
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