オズのヘンリーおじさん
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第十一幕その九
「美味しいわ」
「オリーブオイルなんてな」
おじさんはしみじみと言いました。
「昔はな」
「殆どお料理に使わなかったわ」
「そうだったな」
「カンサスにいた頃は」
「それが今ではね」
ドロシーがお二人に笑顔で応えました、自分も楽しく食べながら。
「こうしてね」
「ふんだんに使ってな」
「そのお料理を食べられるわね」
「オズの国でもね」
「そうだな」
「凄くいいわね」
「ええ、私もね」
ドロシーもというのです。
「オリーブ大好きよ」
「色々なお料理に使えるしな」
「こうしてね」
「そうよ、パスタにも欠かせないしね」
こちらのお料理にもというのです。
「こんな素敵なオイルもそうはないわ」
「全くだな」
「こうした素敵なお料理にもしてくれるし」
「オリーブオイルは最高だな」
「そう言っていいわね」
お二人も笑顔で応えます。
「シーフードにも合うし」
「何か海にも合うな」
「それはね」
オリーブがどうしてそう感じられるかをです、ドロシーはお話しました。
「オリーブが元々は地中海の産だからだと思うわ」
「ああ、欧州のか」
「あちらね」
「地中海のギリシアとかイタリアとかスペインとかね」
「全部海に面しているな」
「それで魚介類もよく食べるのよね」
「そうした国々で沢山作られていて」
そうしてというのです。
「オズの国でも海が近くて暖かい場所でね」
「作られているか」
「そうなのね」
「だからね」
それでというのです。
「海にもね」
「合うんだな」
「そういうことね」
「そうだと思うわ、海にもシーフードにもね」
まさにそのどちらにもというのです。
「オリーブオイルは合うのよ」
「私もそう思うわ」
まさにとです、オズマも食べながら言ってきました。
「オリーブオイルは色々なお料理に使えるけれど」
「シーフードにも合うわよね」
「そうよね」
「勿論お野菜にも使えて」
そしてというのです。
「そのうえでね」
「シーフードにもよね」
「最高に合うわ」
「素晴らしいことにね」
ドロシーも笑顔です、そのうえでの言葉です。
「魔法みたいよね」
「そう、オリーブオイルもまたね」
「魔法なのね」
「そこまで言っていいね」
そうしたというのです。
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