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スーパー戦隊超決戦

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第九話 山が多い国その十二

「入浴と夕食の後でな」
「漫画の執筆ね」
「やるぞ」
 担当として言うのだった。
「いいな」
「ええ、存分に描くわ」
「そしてだ」
 ソノザはさらに言った。
「明日もな」
「描くわね」
「面白い漫画をどんどん描いてだ」
 そうもしてというのだ。
「世の中を楽しませていくぞ」
「それじゃあね。何かまだ盗作って言われてるけれど」
「濡れ衣は晴れたのではなかったのか」
「そうだけれどね」
 それでもというのだ。
「名前はなのよ」
「残っているのか」
「これがね」
 こう猿原に話した。
「もう定着しているの」
「そうなのか」
「まあもうね」 
 鬼頭は達観した顔で述べた。
「どうでもいいけれどね」
「そう呼ばれてもか」
「濡れ衣は晴れたから」
 だからだというのだ。
「いいわ、ただ車には乗るなって」
「言われているのだな」
「今はね」
「はい、乗らないで下さい」
 雉野がすぐに応えた。
「二度と」
「運転したら駄目なの」
「駄目ですよ」
 それはと言うのだった。
「本当に」
「そうなのね」
「はい、はるかさんは」
 真面で切実な声で言うのだった。
「運転はです」
「自信あるけれど」
「あってもです」
 やはり切実な声で言った。
「駄目です」
「何なら俺達の誰かが運転する」
 犬塚も真顔であった。
「だからだ」
「私は運転するなっていうの」
「ゆっくりしていてくれ」
「いや、本当にね」
「自信があってもだ」
 犬塚はまた言った。
「ゆっくりしていることだ」
「僕達皆運転出来ますから」
 また雉野が言った。
「そうして下さい」
「そこまで言うなら」
 鬼頭も頷いた、そうした話もしてだった。
 ドンブラザースの面々もドクターマンを探した、その夜彼等は桃井の言った通りに五時で捜索を終えて休息を摂った。
 同じころジュウオウジャーの面々も休んでいたが。
 風切は森にだ、首を傾げさせながら彼の家の中で言った。
「あの、ちょっと」
「どうしたのかな」
「いや、今日の晩ご飯だけれど」
 話すのはこのことだった。 
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