スーパー戦隊超決戦
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第七話 冷静さを守りその十一
「宜しくな」
「それじゃあね」
「今お持ちしますね」
マーダッコとメタルエーで応えてだった。
ゲゲにもお茶とお菓子が運ばれて来た、すると今度はグリッタが彼に言ってきた。
「お茶はお代わり自由でしてお菓子もです」
「色々食っていいのかよ」
「はい」
チョコレートのドーナツを手に答えた。
「そうして下さい」
「じゃあそうさせてもらうな」
「それでは」
「遠慮は無用って言うしな」
それならというのだった。
「余計にな」
「いただかれますね」
「ああ、そしてな」
そのうえでというのだ。
「楽しませてもらうな」
「それでは、しかしです」
ここでグリッタは考える顔になってこうも言った。
「ドクターマンさんは一体何処におられるか」
「日本にいてもだな」
「見付からないですね、まだ」
「ああ、しかしな」
それでもというのだった。
「腰を据えてな」
「探せばですね」
「何時かな」
「必ず見付かりますね」
「ああ、だからな」
「焦らないことですね」
「ああ」
そうだというのだ。
「本当にな」
「それが一番ですね」
「あとな」
ゲゲはさらに話した。
「戦隊の連中と出会ったら戦うよな」
「そうする」
カオスがその通りだと答えた。
「その時はな」
「そうだよな、けれどな」
「それでもか」
「主は何かだよ」
「我らの目的は」
「戦隊の連中倒すことか?」
「いや、違う」
カオスははっきりと否定した。
「そうではない」
「そうだよな」
「我等の今の目的はドクターマンを探してだ」
「こっちに引き入れてだろ」
「そしてその知恵を借りる」
そうするというのだ。
「知識もな」
「それでやっていくことだな」
「そうだ」
まさにというのだった。
「それこそがな」
「だったらな」
「戦隊と遭遇してもだな」
「避けられるならな」
「戦いを避けることだな」
「そうした方がいいだろ」
ゲゲはカオスだけでなく他の仲間達にも話した、その声は剽軽で軽い感じだが皆そこにあるものを確かに聞いていた。
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