スーパー戦隊超決戦
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第六話 運命が来てその一
第六話 運命が来て
来た運命は赤い蛸だった、人型のそれは店に入るとこんなことを言った。
「間違えたかしら」
「そうだな、ここにはいないな」
今度は白い烏賊が来た、やはり人型だ。
「じゃあ帰るか」
「そうね、じゃああんた達失礼したわね」
蛸は烏賊に応えつつゼンカイジャー達に挨拶をした。
「戦隊みたいだけれど今はいいわ」
「また会った時は容赦しないぞ」
「いや、あんた達何だよ」
ヴィランは蛸と烏賊に席に座ったまま言った。
「いきなり出て来てな」
「あたし達はジャークマターよ」
蛸はまずは所属組織から話した。
「あたしはマーダッコよ」
「俺はイカーゲンだ」
烏賊も名乗った。
「宜しくな」
「覚えたわね」
「いや、覚えたじゃないよ」
今度はガオーンが突っ込みを入れた。
「いきなりお店に来てそれはないよ」
「せめて何か注文するか買いなさいよ」
マジーヌはこう言った。
「開店前だけれどね」
「今は戦わないならお客さんですよね」
ブルーンも二人に言った。
「それなら」
「そうだな、折角店に来たしな」
「何か飲むか食ってく?」
イカーゲンとマーダッコもそれならと応えた。
「そうする?」
「そうだな、じゃあ俺はラムネを貰おうか」
「あたしはカルピスね」
「あるか、婆さん」
「随分可愛いお婆さんだけれどね」
「お婆さんでも若い頃はもてたんだよ」
ヤツデは二人に声を掛けられややむっとした顔で返した。
「スタイル抜群でね」
「それわかるわ、あたしも」
可愛いと言ったマーダッコの言葉である。
「若い頃水着になったら凄かったわね」
「海に行ったらモテモテだったのよ」
「そうよね、それがよくわかるわ」
「それは何よりだよ、じゃああんた達もね」
「とりあえず注文するわね」
「飲ませてくれ」
イカーゲンも言ってだった。
二人も注文してそれぞれ飲みたいものを飲んだ、そして勘定を置いてからそのうえで言うのだった。
「ではまたね」
「邪魔したな」
「ドクターマンここにもいないわね」
「一体何処にいるんだ」
「ドクターマン?確か」
ブルーンが反応したところでだった。
二人は店を後にした、そして彼等と入れ替わりの様になって店にラッキーが来てそのうえで言ってきた。
「ここにもいないか」
「また来たね」
「ああ、開店前なのにお客さん多いな」
ラッキーを見て言ったステイシーに五色田はこう返した。
「こんな日もあるか」
「珍しいよね」
「うちの店って開店してちょっとしたらお客さん来るからな」
「特に午後だね」
「子供さん達が来てな」
「賑やかになるね」
「子供?ドクターマンはいないんだな」
ラッキーは彼等の言葉を聞いて一同に問うた。
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