おぢばにおかえり
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第七十九話 残さないことその二十六
「そうしています」
「そうなのね」
「それでこれからです」
「また身体動かすの?」
「歩いてきます」
おぢばの中をというのです。
「そうしてきます、あと勿論勉強も」
「するのね」
「そうしてきます」
「天理大学に行く為に」
「それでそこで教会長さんの資格もいただくます」
「そこまで7考えてるなら」
もうそれならです。
「いさんでいってね」
「そうしてきます」
「ええ、いさんでね」
新一君にこんなことをお話しました、そうしてカレーを食べるとでした。
新一君はまた出て行きました、その彼を見送って私は思いました。
「新一君も新一君なりにいさんでるのね」
「うん、あの子はいさんでるよ」
事務所にいたのですが白石さんが言ってこられました。
「おみちにね」
「そうですね」
「けれどあの子が教会長さんになりたいのはだよ」
私に笑って言ってきました。
「千里ちゃんも考えてね」
「私が、ですか?」
「そうだよ、察しついたら」
そうしたらというのです。
「驚くかもね」
「何ですか?」
「いつも言ってる通りだよ」
「いつもっていいますと」
私は首を傾げさせてしまいました、ですが考えてもわからないので。
ひのきしんのお話が来たのでそちらに参加させてもらいました、何はともあれこの日も新一君とお話しました。
第七十九話 完
2022・10・6
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