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犬も定期健診

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第二章

「またね」
「ふわり連れて行くか」
「あんたもこの前行ったでしょ」
「人間ドッグにな」
 洋介はまさにと答えた。
「行ったよ」
「そうしたわね」
「あれ面倒だけれどな」 
 洋介は嫌そうに話した。
「人間ドッグってな」
「病院の中の色々なところに行ってね」
「それであちこち調べてもらってな」
 そうされてというのだ。
「本当にな」
「大変よね」
「ああ、けれどだよな」
「診てもらわないとね」
 定期的にというのだ。
「本当にね」
「何処が悪いかわからなくてな」
「対処も出来ないからね」
 自分からというのだ。
「やっておかないとね」
「駄目だよな」
「それでふわりもよ」
 今はケージの中でご飯を食べている彼女を見て話した。
「それでね」
「また診察受けさせるんだな」
「そうするわ」
「ふわり、その時にまた言うな」
 洋介はそのご飯を食べているふわりに話した。
「そうするからね」
「ワンッ!?」
「いいな、病院行くぞ」
「クゥン・・・・・・」
 そう言われるとだ、ふわりは。
 言われた瞬間にしょげかえった、だが洋介はそのふわりに言った。
「病院嫌でも行くぞ」
「健康診断もしないといけないのよ」
 百合子もふわりに言った。
「だからよ」
「行くぞ、またな」
「クゥン」
 ふわりはまだ嫌そうだった、動物病院は嫌いというか怖いことは他の犬と同じだ。だがそれでもだった。
 彼女の家族は病院に連れて行くことにした、そしてだった。 
 実際に連れて行った、ふわりは凄く嫌そうだったが診察を受けさせた。その結果は健康そのものであった。


犬も定期健診   完


                    2024・2・23 
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