ドリトル先生と不思議な自衛官
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第二幕その十二
「自分がどうにかなりそうならね」
「逃げるね」
「泣いて命乞いしてね」
「自分だけ助かろうとするね」
「他の人を盾にしても」
「それこの人が店員だったお店が上本町にあったけれど」
大阪のこの場所にというのです。
「この人を雇って数年後にね」
「潰れたんだね」
「そんな愚かな人雇う位ならね」
「知れてるね」
「親会社ごとそうなったよ」
まさにというのです。
「跡形もなくなったよ」
「やっぱりそうなるね」
「当然の帰結だね」
「もう人間ですらない位だから」
「そこまで愚劣だとね」
「この人は絶対に自衛隊も嫌いだけれど」
先生はこう予想しました。
「どちらがまともで立派か」
「言うまでもないね」
「その人はもう人間ですらないわ」
「殺されたり巻き込まれて傷付いた人の命の重みや痛みがわからないんじゃ」
「わかろうともしてないし」
「遺族の人達の苦しみや悲しみも」
「ある人はこの人をこれまで会った中で一番の愚か者と言ったよ」
そうした人がいたというのです。
「皆が言う通りの人だからね」
「そうだよね」
「いや、遺族の人達の前に突き出したらね」
「一体どうなるか」
「というか人の痛みがわからないわかろうともしないんじゃ」
「生きていても意味ないんじゃ」
「そうだよ、僕は日本に来てこの人も知って」
お話を聞いてというのです。
「実際にお会いしたことはないけれど」
「最低という言葉すら生ぬるいね」
「そこまで酷いと」
「いや、そんな人もいるんだ」
「酷過ぎるよ」
「親御さん達が見たら泣くね」
その人が自分達の子供ならというのです。
「もうね」
「自分達の子供はここまで愚かなのかって」
「自分達はこんな愚か物を育てたのかって」
「泣くよね」
「もうね」
「こんな人には絶対になりたくない」
それこそというのです。
「普通は思うね」
「そんな人達と比べたら」
「自衛官の人達はどれだけ立派か」
「比較するまでもないわ」
「最低過ぎて」
「自衛隊を批判している人の殆どはね」
どうもというのです。
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