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ハッピークローバー

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第百十六話 半ズボンの有り難さその十五

「昔のアニメはあったけれど」
「だからね」
「もう絶対になのね」
「穿かないから」
「今のままでいいのね」
「ええ、寒そうだしね」
「太腿丸出しで」
「冬なんかね」
 それこそというのだ。
「冷えて仕方ないでしょ」
「そうよね」
「冬はジャージでね」
 これを穿いてというのだ。
「それでいいでしょ」
「私達実際にそうしてるしね」
「そういえばね」 
 ここで妹はこうも言った。
「陸上競技の」
「あのウェア?」
「水着みたいなね」
「あれも嫌なのね」
「半ズボンでいいでしょ」
 こちらについてもこう言うのだった。
「実際盗撮する奴いるし」
「問題になってるわね」
「でしょ?っていうかうちの学校は兎も角」
 八条学園はというのだ。
「学校の先生って如何にもいやらしそうな人多いでしょ」
「あんたもそう思うのね」
「私は痴漢ですって」 
 その様にというのだ。
「顔に書いてる様な」
「そんな人多いわね」
「そうでしょ」
「実際そうしたことする人多いし」
「それなのによ」
「ブルマなんて」
「絶対に嫌よ」
 姉に言い切って答えた。
「頭おかしいのってね」
「思うわよね」
「ええ、絶対に変な先生がね」
「ブルマでいくべきって言ってたのね」
「それでいやらしい目で見て」
 そうしてというのだ。
「そのうえでセクハラもね」
「やってたっていうのね」
「そうでしょ」
 妹も思うことだった。
「絶対にね」
「表に出ていないだけで」
「内申書と科志望校とか脅してね」
「卑怯ね」 
 理虹は妹の話に顔を顰めさせた、実はそうした話が嫌いそれもかなりそうであるのだ。だから無意識のうちに顔をそうさせたのだ。
「それはまた」
「そうよね」
「そうして生徒を泣き寝入りさせたのね」
「そうじゃない?生徒を虫けらみたいに殴って蹴る人が」
 そうした教師がというのだ。
「変に女子に優しかったらね」
「絶対下心あるわね」
 理虹もそれはわかった。
「本当に」
「それでよ」
「セクハラもあって」
「脅してね」
 被害者である女の子達をというのだ。
「隠していたのよ」
「そうしたお話もあったかしら」
「多いでしょ」
 こう姉に返した。 
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