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八条学園騒動記

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第七百三十七話 シュールリアリズムの植物その九

「蔦はまだら模様で」
「やっぱり色々な色で」
「異様ね」
「凄い場所ね」
「アマゾン自体が凄いけれど」
「こんな場所もあるのね」
「そう、ブラジルにはこうしたアマゾンもあるの」
 二人と一緒に観ているレミも言ってきた。
「しかもこの植物達が物凄く広大な地域にあるのよ」
「そうなの」
「広いの」
「地球のロシアの国土の二倍位のね」 
 そこまでのというのだ。
「面積があるのよ」
「それは凄いわね」
「こうした場所が地球のロシアの二倍って」
「そこに大河が流れていて」
 そうなっていてというのだ。
「色々な生きものが沢山ね」
「棲息していて」
「虫もいて」
「疫病もね」 
 これもというのだ。
「凄いの、名付けて極彩色の地獄」
「そこも地獄なのね」
 七海は地獄という言葉に反応した。
「そうなのね」
「もうアマゾンイコールね」
 レミはすぐに答えた。
「地獄でしょ」
「まあそれはね」 
 七海も否定しなかった。
「日本もアマゾンある星多いし」
「それで地獄扱いよね」
「星を開発したら温暖湿潤気候にして」
 そうしてというのだ。
「その気候の木々植えて生きもの放って」
「自然を形成するわね」
「そうしてるけれど」 
「アマゾンが最初からある星もあるわね」
「そうした星も多くて」
 日本領にはというのだ。
「やっぱりね」
「地獄って言われてるでしょ」
「ジャングル自体凄い場所だけれど」
 それでもというのだ。
「特にね」
「アマゾンになるとね」
「日本でも言われてるわ」
 地獄だ、というのだ。
「日本でも自然のままだとね」
「アマゾンある星あるわね」
「それでね」
「そうした環境だから」
「地獄って呼ばれてて」
 それでというのだ。
「ブラジルでは自然の星だと」
「ある星ばかりで開発しても」
「アマゾン作るの」
「だって空気が奇麗になるでしょ」
「木が多いから」
「それで生態系も豊かになるから」
 だからだというのだ。
「我が国だとね」
「開発するとなのね」
「アマゾンを絶対に作るのよ」
 そうするというのだ。
「好きだしね」
「ブラジル人は」
「逆にアマゾンがないと」
「星に」
「物足りないっていう位ね」
 そこまでというのだ。 
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