転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
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人造人間編
第二十三話 サイヤ暴走!地球崩壊の危機!
前書き
(更新が遅いせいでめちゃくちゃ昔のことを言っています)
ドッカンバトルに9周年が来ましたね!
私は溜めに溜めた龍石1000個を放出することで目玉両方を一体ずつ手に入れました!
後は色んなLRや祭、を手に入れれたのですが、今のところうれしかったのはホプソトランクス、メタルクウラ、クウラぐらいですかね。あと5周年ベジットも使っていて楽しかった。
無限ザマスもZコンビも出なかったんであとは後半に期待です。
その後チケットなどを使いビーストが2凸になりました。楽しい!!
ついに人造人間との闘いが始まる二十三話、スタート!!
トランクスが未来からやってきてから3年後の5月12日、午前9時前。
4人の戦士が悟空の家の前に集まっていた。
「悟飯ちゃん、悟空さ、ワサビさ、ピッコロさ。みんな気を付けるだよ。ほんとにお弁当持って行かねぇだか?」
「大丈夫だよお母さん、行ってくるね。」
「すまねぇチチ、じゃあ行ってくる...」
そうして4人は悟空の家を後にした。
「...グッ...。」
「どうした。孫。」
「ああ、悪ぃ。ちょっとフラッときちまっただけだ。」
「....そうか。」
(...フリーザを倒してから人造人間が来るまで大分時間かかったな...精々1年と思っていたがまさか3年もインターバルがあるとは...まぁそのおかげで万全以上に仕上げれたしヨシ!これならセルなんて敵じゃねぇな!!(フラグ)さてと、人造人間19号20号の戦いは別に俺が介入しても未来が変わることはないし少し暴れてやろうかな。笑えよ...ベジータ。)
「...い!! おい!!」
「おおっ!!どうしたピッコロ。」
「どうしたもこうしたもないだろ!呼びかけてるのに答えないのはそっちの方だ!俺も遅れを取るつもりはないが今この星で戦力が一番あるのはお前たちだ。わかったらさっさと戦いに備えて集中しろ!!」
「まぁそんな怒るなよ。大丈夫だ。オラたちがちゃんと人造人間ていうやつを倒してやる。」
「そうそう、それに一番死んでほしくないのはピッコロだ。お前が死んじまうとドラゴンボールも使えなくなるしな。」
「ふん...。」
「それにしてもなんでおめぇそんな上を飛んでんだ?」
「ん?俺か?」
「おう。」
「いや~なぜか最近海に多少嫌悪感があってな。」
「そうだったんか?ブルマたちと冒険した時もカメハウスにいた時もおめぇ海大丈夫だったろ?」
「ああ、まぁいまはどうでもいいから気にしてねぇがな。」
「あっ!島が見えてきましたよ。」
「あそこに3つ大きな気がある。ヤムチャたちだな。行くか!」
「よう!みんな元気だったか?」
「これから戦いに行くってのにお前は相変わらず元気だな。」
「って...ブルマもいるじゃねぇか?」
「あれっ?ブルマさん、ヤムチャさんと結婚したんですね。」
「俺の子じゃねーよ、とっくに別れたんだ俺たち。」
「父ちゃんはベジータだよな。トランクス。」
「えーっ⁉何で知ってんのよ。私驚かせようとしてあんたたちにはまだ行ってなかったのに。」
「...そんな下らん話をしている場合か。で、ベジータはどこにいる?」
「知らないわよ一緒に住んでるわけじゃないし、でも馬鹿みたいに修業はしてたしそのうち来るんじゃない?」
「来るさ...あいつは絶対来る...」
「チャオズはおいてきた...はっきり言ってこの戦いにはついてこれない。」
「ああ、その方がいい。」
「ブルマ、今何時だ?」
「9時半ね、あと30分で現れるんじゃない?」
「そうか、ブルマは赤ん坊も抱えてるんだ、危なくなる前に逃げるんだぞ。」
「はいはい、わかってるわ。」
「ああそうだ、一応俺が仙豆を持ってるから危なくなったりしたら声かけてくれ。」
「...おかしいな。10時を過ぎたというのに人造人間とやらの気が感じられない。」
「今は10時17分ね。あの青年が言ってたこと、嘘なんじゃない?」
「いや、そんなはずはねぇ。きっとそのうち現れるはずだ...」
ドガーン!!
『なんだ⁉』
「誰かが建物を破壊したんだ。まずい、大量の死人が出るぞ!!」
「...そうだ!!人造人間だから気なんかないんだ!!」
「散らばって人造人間を探せ‼見つけても一人で戦うんじゃねぇぞ!!」
「行くぞ!!」
(さてと...始まったか。別に俺が一人で突っ込んで人造人間をバラバラにしてやってもよかったけれど、なるべく原作の通りにした方がいいしな、市民のみんな...後でドラゴンボールで生き返らしてやるからな...)
(そして今俺がやっているのはヤムチャの尾行だ。この前の栽培マンの時は仕方ないとは言え知っていて見殺しにしてしまったし、ここでも人造の手刀が胸を貫いてひたすら劣等の感情を浴びることになるのはかわいそうだしな。)
「...‼」
(今、ヤムチャの気が一瞬だが上昇し、そして下がった。間違いない。奴らが現れた!!)
「エネルギーをいただくぞ...」バギッ!!
「...ワサビ⁉」
「ほう...邪魔が入ったか。」
「ふぅ...何とか間に合ったな。」
「悪いな。助けられちまった。」
「気にするな。困ったときはお互い様だしな。」
「ワサビ、ヤムチャ!!見つけたか。」
「貴様らが人造人間か。」
「いかにも、だがどうして我々が人造人間だと分かった?それにここに来るのを知っていたようにも見える。」
「さぁな。知りたいなら力ずくで聞き出してみやがれ。」
「...そうしよう。」
「まて!ここでやるには被害が起きすぎる!場所を変えるぞ‼」
「ふふ...場所を変える必要はない。」
20号は目から光線を放ち、街を焼き払おうとした。
「させるかよ‼」
その光線の一直線上に、俺は身を挺して飛び出し、両手からエネルギー波を放って軌道を上にそらした。もちろん被害は出ていない。
「ふん…。仕方がない。ここはお前たちの提案に乗ってやろう。だが場所は私が決めるぞ。いいな。」
「ああ、それで構わねぇよ。」
そうして俺たちは重々しい雰囲気の中人造人間たちを追って空を飛んだ。
「ワサビ、助かった。」
「気にするな。俺も被害は少ない方がいいしな。」
「ああ...ケホ..ケホ...」
「風邪か?...あんま無理はすんなよ?」
「ああ...わかってる。」
(全く、なんで悟空は心臓病だというのに最前線で戦おうとするんかな~?というか俺ちゃんとあの時ネズミだけは食うなって言ってたはずなんだけどなぁ!!まさか別の原因だったのか?)
そうしているうちに、人造人間たちは地面へと降り立った。
(場所としては...あっちに雪山が見えるな。恐らくドクターゲロのアジトだろう。一見自信満々だが、用意周到すぎだろ。そりゃもともと人間だし仕方ないか。(棚上げ)
「じゃあ、オラから行かしてもらおうかな。」
「いきなり孫悟空からか。」
「...?オラたちの名を知ってるんだな。」
「もちろんだ。悟飯にピッコロ。ヤムチャに天津飯。そしてワサビだろう?」
「なぜそれを...‼」
「今まで気づかなかったのか。私は貴様らのデータを手に入れるために常にスパイロボットを出していたのだ。なぜか最近は音信不通になるものが多くなったがな。」
ワサビはトランクスが未来から来た日以来、手当たり次第にスパイロボットを見つけては破壊を繰り返していた。これには原作とは違い、バーダック、悟飯、わさびが超サイヤ人となっているため、より強い人造人間が出てきたら、正直手に余るという理由からだった。
(うまくいったようでよかったぜ。)
「まぁいい、一瞬でカタをつけさせてもらうぜ!ハァーッ!!」
悟空はいきなり超サイヤ人へと変身した。
「ほう、それが超サイヤ人か。やってしまえ19号‼」
「はい...ドクターゲロ様。」
「だぁぁぁーーっ‼」
悟空は地を蹴り19号の目の前まで移動した。
そして顔を殴り猛烈な連撃を叩き込んだ後、地面へと蹴り飛ばした。
しかし19号は平気な顔をして悟空に笑みを浮かべている。
「フッ...」
19号は地面を蹴って高く飛び上がると、悟空に頭を向けて頭突きを食らわした。
「かっ...!...ハァ...ハァ...」
「どうした?もう限界か?」
「仕方ねぇ....オラの...全力を受けてみろ‼」
悟空は地面に立つ19号をにらみながらかめはめ波の構えをとった。
『か~め~』
「おい、ワサビ。」
「なんだ?ピッコロ。」
「孫の奴。あまりにも勝負を急ぎすぎている。」
「ああ。そうだな。」
「まさか奴。今あの未来から来た奴が言った心臓病とやらにかかっているのではないのか⁉」
「流石にわかるか。お前洞察力いいもんな。」
「...貴様はなぜそんなに落ち着いているんだ...」
「大丈夫だって。その時になったら俺が止めてあの機械をぶっ壊してやるからよ。」
「...。」
ピッコロは再び悟空達の方へと目を向けた。
「は~め~....波----っ!!!」
青い気功波が放たれる。そしてその気功波は、19号の手のひらに吸い込まれた。
「は~はっはっは!!貴様らと戦うのにそれの対策をこの私がしていないわけがないだろう!!まんま引っかかったな!!」
「くそ...これは...グッ!!ちょっとやべぇかも...しんねぇ...」
悟空は心臓の部分を握りしめながら呟いた。
「ワサビさん!!お父さんが!!」
「ああ、チャンスをうかがってるだけだ。あと少し待ってろ。」
「でも...」
「大丈夫だ。ここは俺に任せろ。」
「ふふふ...孫悟空!!仕返しだ!!」
19号の手のひらから先ほどのより巨大な気功波が放たれた。
悟空は心臓を握りしめていて逃げることができない。
シュイン!!
俺は悟空の目の前に瞬間移動をすると目の前のが来るよりも先に悟空を抱えて上へと逃げた。
「おい!...え~と...うん!ヤムチャ!!悟空を連れて心臓病の薬があるところに連れて行ってやれ!!」
「あ...ああ!分かった!!」
「すまねぇ...ワサビ...」
「気にするな。こっちは俺がかたずけてやるから、しっかり治してこい。」
「助かるぜ...。」
俺はヤムチャに悟空を投げて人造人間たちの方を見た。
「まて!!誰が逃がすか!!追え!19号!!」
「させるかよ。なんのために俺が出てきたと思ってるんだ。」
「フン、仕方がない。私のデータによれば孫悟空がこの中で一番強い。さっさとそいつらを殺して孫悟空を抹殺しに行くぞ。」
「はい。わかりました。」
「やれるもんなら...やってみやがれーーーっ!!」ダァッン!!シュイン...シュイン...シュイン...シュイン...
「ほう...そういえば貴様も超サイヤ人になれるのだったな。ふふふ...無駄なことだ。」
「さっきお前は俺が悟空よりも弱いといったな...すぐに考えを改めることになるぜ。」
「せいぜい期待しておいてやろう。」
「ふん...ぶっ殺してやる。」
まずは先手必勝。ワサビの拳は機械の脳が認識する前に19号の顔に突き刺さる。
「ガッ...⁉」
何が起こったのかを知る暇もなく19号はぶっ飛び、地面をバウンドするように転がった。
「バカな...」
「データを大幅に上回る戦闘力を検知。そしてまだきりなく上がっている...⁉」
「八ッ‼来いよガラクタ。壊れる前に遊んでやる。」
「...!!ふざけやがってーッ!!」
19号は怒りからまっすぐ直進し、空中で半回転して足をワサビの方へと突き出した。
ワサビは怖気もせず、また一歩も動かずに片手をただ突き出すと、19号の体を丸々覆う気功波を放った。
気功波は19号の蹴りがワサビにあたる前に19号の体を押し出し、先ほどまでいた場所まで押し戻した。
「まだ形が残っているか。だが、さすがに足からは気を吸収することはできないようだな。」
「ふん!当たり前だ。そいつの体は吸収したエネルギーにも耐えられるように作られておる。その手の技はするだけ無駄だ!!」
「そうか。」(まぁ知っているがな。)
「19号、もう手の内を明かしても良いぞ!アレを食らわせてやれ!!」
「承知しました。」
「おい、あいつら何をする気なんだろうな...」
「ふん、いいから黙ってみておけ。」
「...やっぱ本質はベジータが来た時から変わってねぇな。なぁ悟飯?」
「えぇと...そうですね...?」
「それにしてもアイツ、いつの間にあんなに強くなったんだ?もう、アイツ一人で人造人間全員倒せちまうんじゃないか...?」
「アレ...か。俺に通用するかどうかは知らんが、とっととかかってきたらどうだ?」
「後悔するなよ!!」
再び19号はワサビに近づいた。今度は先ほどよりもスピードが早くなっているとともに、気弾を手から何発も放ちながら近づいている。
この気弾をワサビは気を解放した圧で相殺し、向かってくる19号を警戒して身を構えた。
さらに19号は気弾をワサビに放ってくる。しかし今度はワサビに当たることはなく、ワサビの周りの地面へと当たった。辺りには砂埃が立ち上がる。
ワサビは危険を察知し、上空へと飛び上がった。
だが、その背後には先に位置をとっていた19号が奇襲をしかけていた。
「ひひっ!捕まえた!!」
19号は締めつぶさんとばかりに両腕に力を籠めワサビを拘束した。だがその両腕は薄く消えるワサビの残像とともに空回った。
「残像拳だ。データをよく確認しておけばよかったな。」
ワサビは19号を地面へとたたきつけるため、オーバーヘッドキックを繰り出した。
だが19号は咄嗟に身を翻し、右手を伸ばして俺の右足を掴み取った。
「ひひひ!!捕まえたぞ!」
19号は喜びの声を上げると、右手からワサビのエネルギーを吸収し始めた。
「ぐぁっ...ぐわぁぁーっ!!!」
「フハハハハ!いいぞ19号。そのまま奴のエネルギーを吸い尽くしてしまえ!!」
「まずい。ワサビを助けに行くぞ!!」
「いや、その必要はねぇ。...ほら、どうした。俺はもっと気を上げれるぞ?」
「はぁぁぁーーーっ!!!」
ワサビをまとう気は天まで届くほどに、さらには荒野一帯を明るく照らすほどに広がっていた。
19号は必死に気を吸収しようとするが、ワサビの気はとどまることを知らずに、ついには機械の方が悲鳴を上げるほどになっていた。
「バカな...ここまでデータに違いがあったとは...想定外だ...」
「どうした⁉お前に気を吸収させてやってんだ。まだまだへばるなよーっ!!!」
さらにワサビの気が高まり、絶え間なくほとばしるスパークはさらに増加した。放たれる気は荒々しく地面をえぐり取る。19号の手のパーツが以上に熱を持ち始め、損傷が激しくなっていく。もうこれ以上吸収するのは限界だろう。
「...おかしい...何かがおかしい...悟飯。奴はあんなに...」
「この数年間...ワサビさんと修行をしてきたけれど...あんな戦い方は見たことない。それに...」
「悟空以上に戦いを焦っているのか?それにしても気の使い方が荒々しすぎる。なぜ奴は全力を出さずとも勝てる相手に初めから全力を出しているんだ...?」
「おいおい、そんなに気にすることか?アイツのことだしお前たちに黙って裏で修行してたんじゃないのか?」
「それにしても...奴はあんなに荒れ狂ってはいなかった。今の奴は初めて戦った時のベジータよりも恐ろしく感じるぜ...」
「そうか?」
「仕方がない....おい‼ワサビ!さっさとケリをつけてやれ!」
「ああ?わかったぜピッコロ。...オラッ!!」
ワサビは強引に19号を蹴り飛ばすと、さらに上空へと上がり、19号を見下ろした。
「ドクターゲロ!さっきお前はこいつには気功波の類は聞かないといったな?」
「あ...ああそうだ!!貴様の攻撃なんぞ「へ」でもないわ!!」
「そうか、ではそこで見ておくんだな。貴様の作品がこの俺にぶっ壊されるところをな!!」
ワサビは高らかと宣言すると、右手を天高く上げ、巨大な気弾を作り上げた。
「おい...なんだあれ...」
その気弾はまるで太陽かと見違えるほど、オレンジの光り輝いており、そして何よりも、
「デカすぎる...それにあの気弾に込められている気の量が大きすぎる。密度が段違いだ...」
「やめろワサビ!!何を血迷っている!そんなもの放ったら地球そのものが壊れてしまうぞ!」
「フフフ…ハーハッハッハ!!!」
「なっ...!?」
「ダメだ!ワサビは理性を失っている!」
「バカなのかアイツは...なぜあそこまで...まさか私の作品をこれほどにまで評価しているというのか...」
「正気じゃない...止めなきゃ...」
悟飯が動き出そうとしたとき、途轍もない重圧で身体が一つも動かなくなった。
「動くな。俺の邪魔をするならまず貴様からぶち壊してやる。」
「なん...で....」
「19号。お前はエネルギーを吸収出来て、超サイヤ人よりも強いんだろう?これが俺のフルパワーだ。受けてみろ!!」
空から地表を見下ろすワサビはさながらクウラのようだった。
「この星ごと...消えてなくなれーーーーっっっ!!!」
ついに巨大なスーパーノヴァが19号、さらには地球へと襲い掛かる。
「ちくしょう...こうなったら何としても吸収してやるーーっ!!」
19号は両手を前に突き出し、あのバカでかい気弾を吸収する構えを取った。
「やってしまえ19号!あれさえ吸い尽くせば、もう貴様は最強の人造人間となる!」
「なんだってんだ...ワサビはいったいどうしちまったんだよ...」
「畜生...地球の命運を、まさか敵にゆだねることになってしまうとは...あの野郎...」
「ワサビさん...」
様々な思いが交わる中、ついにスーパーノヴァは地面をえぐり取りながら、19号の手の平に触れた。その瞬間、19号に途轍もない量の気が流れ込む。
結果を言ってしまおうか。今この星にこの気弾に耐えれるものはいない。
スーパーノヴァは19号を一瞬で跡形もなく粉々にし、さらには地球へとゆっくりと動きを進める。
「畜生...オレの身体!動いてくれーっ!!!」
「はぁぁーっっ!!」
各々が気を高めるが、身体は一つも動くことはなかった。
そして........
残念ながら、これでドラゴンボールのお話は、おしま...「ギャリック砲!!」
突如として現れた極太の気功波によってスーパーノヴァは相殺され、霧となって消えた。
「べ...ベジータ...‼アイツも超サイヤ人になれるようになったのか⁉」
「フン...ついに貴様もサイヤ人としての本能が目覚めたのか?」
「ふ...フハハハハ!ベジータ。貴様もぶっ壊してやるぜ....」
ベジータはあざ笑うようにワサビを嘲笑するが、ワサビの反応はすでに狂っていた。
「やれるもんなら...やってみやがれーっ!!」
ベジータはワサビに向かって突っ込んでいき、拳を突き出した。
それに対してワサビは何重にも重ねたバリアを前方に貼るが、ベジータの拳でそれらは全てぶち壊される。そしてベジータの拳がワサビに当たった瞬間、大爆発が起こった。
ベジータは戦闘服こそ破けたものの、後ろに下がって最低限のダメージで逃げることができた。
そして煙の中からは、自ら興した爆発によってダメージを食らったワサビがいた。
少なくはないダメージであったが、ワサビは臆することもなく狂ったように宙に佇まっている。
「へっ...ついにイカれやがったか...」
「まさかベジータに助けられる日が来るとはな...」
「ベジータさん!僕も戦います。」
「邪魔だ。ここに貴様の出る幕はない。俺がこの馬鹿をぶっ殺してやる。」
「でも...」
「悟飯、下がっていろ。大丈夫だ。流石のベジータも殺しはしないさ...」
「はい...」
「ふ...私は今のうちに研究所に逃げるとするか...」
「はっ!まずい!ドクターゲロが逃げるぞ!」
「ちっ...見つかったか...」
「奴を捕まえるぞ!」
「ふん、のこのこと捕まるわけがなかろう。」バフッ!!
「...くそ...煙幕か...逃げられた。」
「いや...あそこだ!俺の第三の目で捉えた。」
ゲロは一瞬で高野の高台に登っていた。
「19号は壊されたかもしれんが、ワシにはまだ17号と18号がおる!今度はさっきのようにはいかんぞ!」
そうしてゲロは姿を消した。
「ふん、そんな奴はほおっておけ。まずはこいつが先だ。」
「ふふふ...ベジータ。まずお前から血祭りにあげてやる...」
(ちっ...さっきからこいつの戦闘力と気の量が上限なく上がっていってやがる...こうなったら...)
「ワサビよ....こいつを受け止める勇気があるか⁉」
ベジータは両手を前に突き出し、俺に向けて手を広げた。
「フハハハハ‼」
ワサビはそれに対して気を両手に集中させ、かめはめ波を打つ構えをとった。
「ねじ伏せてやるぜ...ファイナルフラッシュ!!!」
「ゔぉぉぉぉぉぉぉーーーーーっっ!!!!!」
両者の魂と魂がぶつかり合い火花を散らす。若干ワサビの方が優勢か。
「アイツ...どれだけ気が上がるんだよ...」
「...あの時の俺とは思うなよ!!」
ベジータの気は爆発的に上昇し、ワサビの気を上回った。
「くたばりやがれーーーーっ!!」
ベジータのファイナルフラッシュがワサビのパワーを上回り、ワサビを包み込んだ。
気功波はワサビを押し出し、巨大な爆発を起こす。
それを見たベジータは気を放つのをやめると、息を切らしながら超サイヤ人の状態を解いた。
「流石に今のを食らったら...死んじまってるんじゃないか...?」
「...。」
「バカめ、俺がそんなへまをするわけがないだろう。よく見てみろ。」
そこには黒髪に戻り倒れているワサビの姿があった。
悟飯は急いで近づくと、ワサビの安否を確認した。
「息がある..!生きてます!」
「そうか、じゃあすぐに安全な場所に連れてってやらないと...」
「クリリン、お前が連れてってやれ。」
「俺か?わかったぜ。近いしカメハウスに行くとするさ。」
「耐えてくれよ、ワサビ。後で何があったか聞いてややるからな。」
「おい、禿げ頭。」
ベジータの声にクリリンと天津飯が反応した。
「そのマヌケを連れていくついでにカカロットとそいつに伝えておけ。これが終わったら次は貴様らだ。とな。」
「...ああ。」
クリリンは空を飛んだ。
「ふん...。」
後書き
最近ドラゴンボール芸人にはまっていて、その中でもR藤...ベジータさんのラップにはまっているんですよね。4人の方も好きですが、やっぱり私は後に出された方が好きですね。最後にゴジータを持ってくるのはずるすぎる!!かっこよすぎだろ!!
※・暴走したワサビ
明らかにおかしいですよね。なんかもはやブロリーになっていましたし。なぜワサビがああなったのか...それは次回で~(伏線はあるから探してみてね!)
・戦闘力比
心臓病超悟空<人造人間20号<19号<暴走ワサビ<超ベジータ
単純な気でいうと暴走ワサビのほうが大きいですけど、気を防御に回していなかったのでファイナルフラッシュでやられました。超脳筋と思ってくればOKです。気力の前借なんであのままだと死んでいましたね。
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