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ドリトル先生とラーメン

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第十一幕その三

「それならね」
「グラビアのお仕事も来るって言うのね」
「あれでしょ、水着になるんでしょ」
「下着にもなるしコスプレにもね」
「なるのね」
「勿論落語のお仕事がメインだけれど」
 それでもというのです。
「そちらのお仕事もね」
「あるのね」
「実際に事務所の方も」
「八条芸能?」
「女優さんやアイド津の人達もいるから」
 この事務所にはというのです。
「その人達もグラビアのお仕事していて」
「あんたもなのね」
「何でも女性のタレントさんだと」
 それならというのです。
「普通にね」
「グラビアのお仕事来るのね」
「その需要があるから」
 だからだというのです。
「私もね」
「供給役になってるのね」
「そうなの、それでグラビアになった雑誌や写真集が売れて」
 そうもなってというのです。
「私の人気が上がって収入にもね」
「なってるのね」
「確かに人前で水着になるのは抵抗があったわ」
「最初は」
「けれどそれで人気が出るから」
 それでというのです。
「これもお仕事だってね」
「今は割り切ってるのね」
「それでね」 
 そのうえでというのです。
「そのお仕事に向けてね」
「節制もしてるのね」
「そうなの。お昼はこれだけにして」
 ラーメン一杯でというのです。
「午後は神戸でお仕事あるから」
「そっちに行って」
「それで終わったらジムで身体動かして」
 そうしてというのです。
「夜はお野菜とお魚を食べるわ。お酒もね」
「お酒もカロリーあるし」
「今は飲まない様にするわ。ラーメンも結構カロリーあるしね」
「だからラーメンを食べたら」
「暫く食べないわ」
「タレントさんも大変ね」
「どんなお仕事もでしょ」
 お静さんににこりと笑って言います、そうしてでした。
 皆でラーメンを食べてそれで、でした。
 春雨亭春琴さんは神戸の今日のお仕事の場所に行ってでした、先生達はお静さんと一緒に神戸の八条町に戻りましたが。
 帰りの電車の中で先生は満足している笑顔で言いました。
「ラーメンも美味しかったけれど」
「他のものもだったね」
 ホワイティが言ってきました。
「よかったね」
「餃子も炒飯も八宝菜もで」
 チーチーが言ってきました。
「凄くよかったね」
「いや、ラーメンだけじゃないって」
 それがと言うトートーでした。
「それもよかったね」
「確かにラーメンを食べに来たからそれが第一だけれど」
「他のお料理も美味しいと尚更よ」
 チープサイドの家族も言います。
「満足出来るわ」
「尚更ね」
「僕達炒飯を主食にしてラーメンとかをおかずにしていたけれど」 
 老馬はその食べ方のお話をしました。
「やっぱりいいよね」
「餃子定食だってあるし」
 こう言ったのはポリネシアでした。
「本当に関西じゃ普通ね」
「普通に美味しいと言っていいよ」
 ダブダブは断言しました。 
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