真似と開閉と世界旅行
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神聖剣~
前書き
しまった・・・一週間こえてしまった・・・ではどうぞ!
・・・さてさて、翌日、俺達はエギルの店の二階に来ていた。
「・・・あう〜・・・」
「引っ越してやる・・・どっかすげえ田舎フロアの、絶対見つからないような村に・・・」
ダウンしてる親友と苛々してる兄。
「おっじゃましまーす・・・うわ」
上がってきたのはリズベットだ。部屋に入って早々顔をひきつらせる。
「あんた達、平気?」
「リズ~・・・聞いてよ。朝起きたら家の前に数十人もいたんだよ?よってたかってさあ・・・敏捷度に物言わせて壁蹴りに壁走りに屋根走り使って転移門に飛び込んで・・・」
「・・・壮絶ねぇ」
「でしょ?もう、有名人にたかりたいなら団長にたかればいいのよ・・・」
まあ、家の兄貴も同じで、終いには転移結晶まで使う羽目になったそうだ。・・・しかも。
「(俺も・・・だからなあ)」
弟である俺も当然被害にあい・・・騒がしい輩には家の前から退場願いました。下手に騒がれるとサチに悪影響だ。
「こっちとしちゃユニークスキルよりもサキに驚きだがな」
エギルがサキを見ながらそう言うと咲は苦笑する。
「わたしとしては隠したかったんだけどね・・・あーあ」
ちなみに亞莎並びに詠は自宅待機だ。
「ねえ、リズ。今日泊めてよ」
「ええ?そしたら今度はこっちまで・・・」
「いい感じに客寄せになるよきっと。・・・ね?」
「はぁ・・・ただ出張整備しに来ただけなのになぁ・・・ま、いいわ。今晩ウチに来なさいよ」
「ありがとうリズ!やっぱり持つべき物は友達だよね!」
咲は笑顔でリズに飛び付く。
「・・・」
「あはは・・・あ」
咲が唖然とする俺を見て離れる。
「・・・違うからな?」
何がだ。
「にしても、遅いなアスナ・・・」
キリトがそう天井を見上げながら言う。・・・そう、昨日アスナはしばらくKoBを休むことにしたらしい。それで団長にそれを言いに行ったらしい。
「・・・お姉ちゃん、確かに遅いよね・・・」
エギルが粗方俺達の余分なアイテムの鑑定を終えた頃、慌ただしい音と共にアスナが入ってきた。
「お姉ちゃ・・・ん?」
「よ、アスナ・・・」
二人が口を閉じた理由は・・・そのアスナが顔を蒼白にしていたからだ。
「どうしよう・・・キリト君・・・」
そう、泣き出しそうな声で言った。
「大変なことに・・・なっちゃった・・・」
・・・話を聞くに、アスナの一時脱退を認めるには条件があり、キリトと立ち会いたいと言ってきたらしい。アスナは何度か説得したらしいが・・・聞かなかったようだ。
「でも・・・珍しいな。あの男が、そんな条件出してくるなんて・・・」
そうだ、KoBの団長、“ヒースクリフ”は、何処か謎めいているが、そのカリスマは本物で殆どのSAOプレイヤーの心を掌握している。何度か攻略で一緒になったが・・・凄かったとか言いようがなかった。ヒースクリフに関する逸話は数えきれない程存在するし・・・そして何より、キリトと同じ・・・もう一人のユニークスキル使いなのだ。その名も“神聖剣”。剣と盾を自在に操り、攻防一体とするスキルだ。
「(正直・・・真っ向からやりたくない相手だよなぁ・・・)」
とにかく普段、ヒースクリフは攻略などの指示は出さないのだが・・・とにかく俺達四人はKoBの本部がある55層の主街区グランザムに向かう。
「・・・相変わらず、嫌な空気・・・」
咲がそう呟く。グランザムは基本石造りな主街区の中で唯一と言っていい程全てが鋼鉄で作られている。・・・あまり長居したいとは思わない場所だ。
「ともかく、一度本部まで行こう。俺が直接談判してみる」
「ん・・・ごめんね。迷惑ばかりかけちゃうね・・・」
アスナに対してキリトは言葉を探しているようだ。
「何でもするさ。大事な・・・」
「・・・」
「・・・攻略パートナーの為だからな」
「・・・はぁ・・・ふふ」
アスナが不満そうにしたが・・・笑った。
「・・・(ドスドス)」
「な、なんだよサキ。肘打ちするなよ」
「・・・ふん、だ」
俺は空気を変えようと話題を出す。
「にしても、ほんとアスナと咲って似てるよね」
正直、今の咲はアスナを一回り小さくした感じだ。
「・・・そ、そうかな?でも、そう言うコウハ君とキリト君はそこまで似てるって程じゃないよね・・・」
「「あ・・・」」
しまった。地雷を避けて地雷源に突っ込んでしまった・・・
「あ、あは、ははは・・・そ、そうだね・・・確かに似てないなぁ・・・」
「そう、だな」
「?」
「・・・」
あはは・・・素晴らしく空気が重い・・・
「任務ご苦労」
アスナが先程とは百八十度うって変わったビシッとした態度で入り口の衛兵に挨拶する。やたら長い階段を上がり、鋼鉄の扉の前で立ち止まる。
「ここか・・・?」
「うん・・・」
中には、巨大な机が置かれ、五人の男が座っている。左右四人はそれなりの立場のプレイヤーだろうが見覚えはない。中央は・・・噂のヒースクリフだ。
「お別れの挨拶に来ました」
それを聞いてヒースクリフは苦笑する。
「そう結論を急がなくてもいいだろう。彼と話させてくれないか」
キリトは一歩前に出る。
「君とボス攻略以外の場で会うのは初めてだったかな、キリト君」
「いえ・・・前に、67層の対策会議で、少し話しました」
ヒースクリフは軽く頷き、両手を組み合わせる。
「あれは辛い戦いだったな。我々も危うく死者を出すところだった。トップギルドなどと言われても戦力は常にギリギリだよ。ーーーーなのに君は、我がギルドの貴重な主力プレイヤーを引き抜こうとしているわけだ」
「貴重なら護衛の人選に気を使ったほうがいいですよ」
キリトのその言葉に右端にいた男が血相を変えるが・・・ヒースクリフが抑える。
「クラディールは自宅で謹慎させている。迷惑をかけてしまったことは謝罪しよう。だが、我々としてもサブリーダーを引き抜かれて、はいそうですかという訳にはいかない」
「でしたら、わたしがおね・・・姉の代わりに入団します。実力もほぼ同じですので、戦力の低下はありません」
「・・・残念だが、アスナ君は副団長・・・そして君は先日まで悪名の絶えないプレイヤー・・・それでここのメンバーが納得すると思うのかな?」
「くっ・・・」
咲がちらりと周りを見る。そう、この部屋に入った時から、咲は既に四人の敵意を受けていたのだ。
「・・・だが、もし君の力をもう一度見せれば、団員も納得するだろう」
「・・・?」
「そうだな・・・同じ攻略組に勝てば丁度よいだろう」
今度は俺を見る。
「君なら充分だろう、コウハ君?」
「・・・」
「そしてキリト君。・・・アスナ君が欲しければ、剣で・・・二刀流で奪いたまえ」
「・・・負けたら、血盟騎士団に入れ・・・と」
それにヒースクリフは笑みで答える。
「団長、わたしは別にギルドを辞めたいと言ってるわけじゃありません。ただ、少しだけ離れて、色々考えてみたいんです」
「それに、わざわざキリトが戦わなくても、わたしが実力を証明できれば・・・」
そんな姉妹の言葉を遮り、キリトは口を開く。
「いいでしょう、剣で語れと言うなら望むところです。デュエルで決着をつけましょう」
・・・場所は戻り、エギルの店二階。エギルとリズベットには避難してもらい・・・
「もーーーー!!ばかばかばか!!」
他ーにやることまーだまーだあるーんじゃない♪・・・なんて歌詞が続くわけなく、アスナはキリトをぽかぽか叩いてくる。
「わたしが頑張って説得しようとしたのに、なんであんなこと言うのよ」
「ほんと信じらんない!!なんであなたはやることなすこと全てが裏目なのよ!?」
咲も怒り心頭のようだ。
「だいたい、何時も何時もお姉ちゃんの側にいるし!しかも無自覚に傷つけるし!何がしたいのよーーー!!」
「お、おい?咲?」
「うるさい!コウハは黙ってて!」
・・・あれ?俺は小声でリパルに話し掛ける。
「(リパル、もしかして・・・)」
『頭に血が登って結城 早貴の人格が固定されてるッスよ・・・多分、しばらくは元に戻らないッス・・・』
うわぁ、めんどくさい。
「悪かった、悪かったって!つい売り言葉に買い言葉で・・・」
キリトも必死で二人をなだめている。
「・・・ま、いいじゃん。俺なんて一言も発しないで決められたし」
「「「あ・・・」」」
本当に俺はこの数ある外史の基点・・・主人公なのだろうか。実はこの外史を知ってる人は俺の役割をなんだと思っているんだろうか・・・
「(・・・今度シィ達に聞けたら聞こ)」
シィや剛鬼、リョウコウなら気を使わず言ってくれるだろう。・・・笑われる可能性もあるのだが。
「・・・コウハ?」
「っと・・・落ち着いたか?咲」
「あ、ああ・・・悪い」
口調とトーンが何時もの咲に戻る。
「・・・でもどうするの?負けたらわたしがお休みするどころか、キリト君がKoBに入らなきゃならないんだよ?」
「考えようによっちゃ、目的は達するとも言える」
「え、なんで?」
「その、俺は、あ・・・アスナといられればそれでいいんだ」
・・・“あの”キリトからそんな言葉が発せられた。
「う、嬉しいけど・・・(ボソッ)二人の前で言うかな普通・・・」
「え・・・あっ」
「く・・・あはははは!いやー、凄いね兄貴!直葉と話そうとする話題が一つ増えたよ」
帰ったら真っ先にすること。それは決めてある。妹と・・・仲直りしたい。
「わ、笑うなよ!」
「だってさぁ・・・ははは・・・は・・・」
咲を見て思わず固まった。咲は俯き、その表情は髪とその影で見えない。
「・・・やっぱり・・・」
咲が呟き、立ち上がる。
「さーて、わたしは帰ろっかな」
「サキ?」
「そろそろ野次馬もいなくなるかもしれないし・・・それじゃね、お姉ちゃん」
咲はそう言って部屋から出ていく。
「・・・じゃ、俺も帰るか」
「何か用事があるのか?」
「いや、特には。・・・でも、ま・・・お邪魔虫かもしれないしね。ね、アスナ?」
「えっ、ちょ・・・!」
アスナは顔を赤くする。俺は笑いながら下に降りる。
「ちょっと、コウハ」
「・・・?どうしたのさ、リズ?」
「さっき凄い勢いでサキが走っていったんだけど・・・何かあった?」
「・・・いや、まさか・・・焼きもち?」
「え?」
「ん・・・ま、しょうがないと言うか・・・」
「??」
「・・・人間関係って複雑だね」
「???」
・・・それからしばらくして・・・
「・・・」
新しく解放された75層の主街区《コリニア》は古代ローマ風の作りで・・・その中央には今回のイベントにピッタリな建物・・・コロシアムが存在している。・・・だが・・・
「火噴きコーン十コル!十コル!」
「黒エール冷えてるよ~!」
・・・あの、すみません。これって単なる試験的な話だったよな。まるで何かのスポーツ球場みたいに賑わってるし、何か商売してるし。
「コウハさーん!」
「へ・・・?・・・し、シリカじゃないか!?」
ずっと前に色々あってフレンドになったビーストテイマーのシリカ。
「キュル!」
「ピナも元気そうだね。・・・で、シリカ。この騒ぎについて何か知ってる?」
「え?これってKoBの方々が開催しているイベント・・・ですよね」
・・・はい?
「それにコウハさんが参加するって噂で聞いて・・・見に来ちゃいました♪」
「・・・誰だ情報漏らしたのは・・・」
「あの・・・会いに来て迷惑でしたか?」
「え?あ、いや。全然迷惑じゃないよ」
「そうですかぁ・・・」
シリカがホッとして笑う。
「じゃ、俺は行くから。まあ、ゆっくりしていってね・・・あ」
俺は少し離れた位置からあるものを買ってくる。
「ほい、観戦用の飲み物と食べ物」
「え!?あ、そ、そんな悪いです!」
「気にしないでよ。久々に会えたんだし」
「・・・お前、亞莎に嫉妬されるぞ」
「おぅわっ!?さ、咲!?」
背後からジト目の咲が現れた。
「えっ、と・・・」
咲は笑顔をシリカに向ける。
「初めまして。わたしはサキ。・・・コウハからあなたの話を聞いたことがあるの」
「は、初めまして!シリカ・・・です」
「ふふ、そんな緊張しなくても・・・」
咲はチラッとこっちを見る。
「(ほれ、先行ってろ。お前が話すと余計なフラグが建つ)」
「(なんだよフラグって・・・)」
一言シリカに行ってコロシアムに入り、用意する。
「さて・・・と」
俺と咲はどうやら前哨戦らしく、一番手のようだ。俺と咲はコロシアムに中央で向かい合う。
「さて・・・お前と戦るのは久々だな」
「・・・まあね。さて、俺も易々負ける気はないよ」
「ああ。とにかく俺が勝って幸先良くしないとな。・・・すぅ」
咲が息を吸うと・・・目付きが変わる。
「わたしは負けない・・・リパル!」
『どうぞっ!』
俺は擬音と葬解を武装解除して迷切を構える。・・・早貴はスピードタイプ。とにかく最高速度がよく分からない以上、こちらも出来る限り軽くしてスピードを上げないと・・・!」
目の前でデュエル開始までのカウントが・・・ゼロになった。
「・・・やぁっ!」
「・・・消え・・・っ」
直感・・・!砂埃からして・・・左!
ガキィン!
「っ・・・しゃあ!」
「くっ・・・」
咲が再び姿が見えなくなるほど加速するが・・・
キィン!
「速いけど・・・!」
カァン!
「もっと速い奴を知ってるん・・・だ!」
全てギリギリ防いでいく。とにかく耐えろ・・・咲が苛つくまで・・・!
「面白くない相手ね・・・!」
咲・・・いや、早貴がどんどん苛ついてきた。この調子で・・・
『咲さん!一旦時間を取るッス!』
「っ!わかった!」
「なぁ・・・っ!?」
ありかそんなの!?ほぼ二対一じゃないか!?
『咲さん、相手のペースを作られないように、一定のタイミングで攻めるッス』
「うん・・・わかってる。“俺”ならまだしも“わたし”だと・・・」
「(ずるい・・・)」
俺は迷切を構え直す。あの素早さじゃ安易にソードスキルを使えないしな・・・使うとしても隙が少ないスキルを・・・
「隙あり!」
「やべ!」
隙作らないように考えて隙を作るとか本末転倒だ。
「ゼェェイッ!!」
足元を狙う一撃。それを防ぎ・・・咲がハンドアックスを振りかざす。
「な・・・!」
二刀流を持ってないのに・・・!?
「ダメージを与えるだけならスキルなんていらないのよ!」
・・・そうか。このデュエルは一撃決着・・・咲は強攻撃ではなく、俺のHPを半減させて勝つつもりだ。
「させるか!」
メニューを開き、クイックチェンジで擬音を装備してハンドアックスを防ぐ。・・・これで俺も完全にソードスキルが発動できなくなった。
「ちぃ・・・!」
「くうっ・・・!」
お互いにつばぜり合いをする。このまま力で押せば・・・!
「たぁっ!」
不意に咲が跳んだ。そのまま俺を飛び越え・・・
「てやっ!」
ガスゥ!
「でっ!?」
後頭部に蹴りを入れられ、前のめりになる。
「こん、の!」
迷切を地面に突き刺し、あえて勢いに任せて一回転。一瞬だが咲の姿が見え・・・ソードスキルを発動しているのが見えた。
「(・・・の野郎!ハンドアックスいつの間にか投げ捨ててやがる!)」
ならこっちも・・・今システム上装備してるのは擬音・・・俺は迷切から手を放し、振り向き際に出の速いソードスキルを発動させる。
「「はぁぁぁぁっ!!」」
一撃が交差すると思った瞬間・・・咲の姿が消えた。
「え!?」
「残念。俺なら正面上等だけど・・・」
背後からの声。俺は・・・動けなかった。
「わたしはそんなの向いてないのよ!」
ズパァン!
衝撃。そして・・・咲の名が表記されたウィナー表示。
「・・・負け、か」
「・・・ふぅ」
咲が一回俯き・・・次に顔を上げた時はまた目付きが変わっていた。
「危なかった。正直俺なら負けてたな」
「いや・・・最後まで押されてたし・・・最後のソードスキルもやられた」
「威力の低い明命の宝具って感じかな。一応判定は強攻撃だし・・・ま、ガチ勝負なら俺の負けさ。勝負に強くて試合に弱いのがお前だろ?」
「人が気にしてることを・・・」
今になって観客の声が耳を支配していた。俺達は取りあえず控え室に戻る・・・途中。
「亮、残念だったな」
「兄貴」
「キリト、わたしは勝ったんだからキリトも勝ってよね」
「あ、ああ」
「・・・言っとくけど、団長は強い。お姉ちゃんからある程度の情報は貰ったんだろうけど・・・」
「ああ、そんな付け焼き刃じゃきっと勝てないな。・・・だから、俺は自分の反射神経を信じるよ」
「・・・ならいいけど」
「兄貴、頑張って」
「おう。弟の仇を取ってやるさ」
「勝手に殺すな勝手に・・・」
さて、俺達はシリカやリズがいる観客席に座る。
「リズ・・・なんでいるの・・・?」
「だって暇だし・・・」
「キリトを見てみたいとか?」
「そうそ・・・って違う!」
「むぅ・・・リズって隠し事しない方がいいよ?」
「う・・・」
「・・・はは。しかし、派手に負けたんだよな・・・冷静になるとこんな大勢に見られてる中で負けたのって相当恥ずかしいな・・・」
「いえ、格好よかったですよ。コウハさんってやっぱり強いんですね」
「あはは・・・はぁ」
さてさて、続いてはキリトとヒースクリフの試合だ。ヒースクリフは俺のコートと似たような真っ赤な色のサーコートを身に付けていた。巨大な十字盾に十字をかたどった柄の剣・・・
「・・・始まる!」
カウントがゼロになり。すぐに凄まじい攻防が繰り広げられる。盾にも攻撃判定があり、二刀流による手数の圧倒は不可能のようだ。つか・・・
「(目まぐるしく動きすぎだ・・・!)」
若干遠いし観客邪魔だし・・・動きが追えない。その時だった。キリトがあの技・・・《スターバースト・ストリーム》を発動する。
「あれなら・・・抜ける」
咲がそう呟き・・・最後の一撃がヒースクリフの盾を抜け・・・と思った瞬間。
ガキィン・・・
「「・・・え?」」
“防いだ”ただそれだけだが・・・あんなの、俺が知ってるどの世界の人間だって防げやしない。それほどの一撃だったのに・・・
「あ・・・っ!」
キリトも以外だったようで、次のヒースクリフの一撃に対処出来ず・・・敗北した。
「・・・」
俺達は・・・ただそれを黙って見ていた・・・
後書き
亮
「・・・なんだこれ」
早貴
「・・・紙?」
亮
「・・・えっと・・・作者からだ。久々に中の人合戦するんだってさ・・・」
早貴
「ほんとに久々だな・・・」
ヒースクリフ
「いきなり何をするんだ君は!」
ナタリア
「雨の日は無能なんですから下がっててください、大佐!」
ガイ
「あ、そうか。こう湿ってちゃ火花出せないよな」
鋼の錬金術師(一期)~
アスナ
「セーブしよーーーっ!!」
ソフィ
「煌めくステージに・・・私も、立ちたい?」
リチャード(幼少)「ぎゃおおおんっ!」
キリト
「黒りんには悪いけど・・・ここまでこじれちゃね・・・」
須郷(早いけど)
「ふん、いつかこの私が正しかったと思う日が来るだろう」
アイドルマスター~
サチ
「フリット・・・生きるのって、難しいね・・・」
ケイタ
「ユリーーーンっ!!」
ガンダムAGE~
ティア
「ピザはないのか?」
アスベル
「答えろゼロ!何故俺に“生きろ”というギアスをかけた!?」
ヒューバート
「兄さんは・・・嘘が下手だね・・・」
コードギアス~
亮
「・・・本当はもっとやりたいけど、ネタ切れるからまた今度やることなくなったら・・・だって」
早貴
「変に出し惜しみすんなよ・・・まあいいや、また次回もよろしく!」
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