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夢幻水滸伝

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第三百二十八話 時間を操る力その十

「むしろ軍隊は屈強な将兵が武装しているので」
「尚更ですね」
「規律を重視しますね」
「そうします、訓練して出来る限りいい装備で身を固めてもらい」 
 そうしてというのだ。
「兵器も揃えている理由はです」
「戦に戦い勝つ」
「その為ですね」
「そして民と領土を護る」
「何よりも」
「民を護る人達が民を害しては本末転倒です」
 ミッチェルは言い切った。
「そやからです」
「規律は厳しく」
「違反者には厳罰ですね」
「そうしていきます」
 こう言ってだった。
 ミッチェルは軍の規律を厳しくしそのうえで軍も整え今は賊やモンスターの征伐にかからせていた。
 だが遂にある街がどうしても降らないので攻めることになり。
 ミッチェルは自ら出陣して彼等を率いた、空には複葉機陸には大砲に機関銃そして砲塔のない戦車がある。
 その彼等にだ、ミッチェルは言うのだった。
「塹壕は掘らずにです」
「攻めますか」
「そうしますか」
「攻城戦やさかい」
 その為にというのだ。
「守りは固めずです」
「攻めてですね」
「街を攻め落としますね」
「そうしますね」
「まずはあたくしが術を用いて姿を消し」 
 そうしてというのだ。
「そのうえで街の中に入り城壁の敵軍をです」
「倒しますか」
「そうされますか」
「そして敵軍を乱し」
 そうしてというのだ。
「術で重力を出し城壁を壊しますので」
「そこにですね」
「攻撃を仕掛け」
「街の城壁をさらに壊し」
「攻め入りますか」
「その前にあたくしが姿を出し」 
 術で消していたそれをというのだ。
「勝敗は決したと言って」
「そしてですね」
「降伏を促す」
「そうされますか」
「街は城壁が重要です」
 その防衛にはというのだ。
「そやからです」
「ここはですね」
「その守りを破壊する」
「そうしますか」
「そうです、ほな今からかかります」
 この言葉通りに行った、そしてミッチェルが姿を現し降伏を促した時街の将兵それに市民達は驚愕してだった。
 戦っても無駄だということを確信した、そして降ったのだった。
 この戦の話がアイオワ州全体に伝わり州の街や村の中で進んで降るところが急増した、そうしてだった。
 州の統一が見えてきた、だがミッチェルは多忙であり産業の育成にも力を入れていた。それである工場を視察していたが。
 その後で自身の執務室に帰ったが官吏達に話した。
「今でかなりですが設備をもっとよおして」
「大量生産ですね」
「それに入りたいですね」
「質のいい商品を多く造り」
「そのうえで」
「そうしたいです、品質管理も徹底して」 
 そうしてというのだ。 
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