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夢幻水滸伝

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第三百二十七話 二州と二人の星の者達その六

「これから」
「ドーナツか」
「どうでしょうか」
「自分ドーナツ好きやったな」
「はい、カロリー高いんであまり食べへん様にしてますが」
 それでもというのだった。
「好きです」
「そやな、そのドーナツを食べながらか」
「お話しましょう」
「そっちに着くのは三時位か」
「ほな丁度ええですね」
「おやつの時間やからやな」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうですね」
「そやな、ほなな」
「ミズーリ州でお会いしましょう」
「ミズーリの何処にある、そのお店」
「カンサスシチーです」
 オニールはその店がある場所も答えた。
「あちらです」
「そうか、ほなな」
「今からですね」
「そっちに行くからな」 
 カンサスシチーにというのだ。
「そこでやな」
「飲んで食べながらです」
「話すんやな」
「そうしましょう」
「ほな今から行くわ」
 笑顔で話してだった。
 トウェインはグリフォンに乗ってカンサスシチーに行った、そして街の正門のところに降り立つとオニールが立っていてだった。
 右手を振ってだ、トウエインに言ってきた。
「こっちの世界でははじめまして」
「ああ、お互いにな」 
 トウェインは右手を挙げて挨拶を返した。
「はじめましてやな」
「はい、それでこれからです」
「街に入ってやな」
「そのお店で、です」
 そこでというのだ。
「飲んで食べながらです」
「話すか」
「そうしましょう、ただ安心して下さい」
 オニールは明るく笑ってこうも言った。
「別に料理に毒とかあったり武器持った刺客潜ませたりはです」
「してへんか」
「おいらそういうことするならです」
 それならというのだ。
「もう神具か術で」
「自分の神具はダイナマイトやな」
「そういうの使って正面からです」
「戦うな」
「そうします」
 笑顔で言うのだった。
「そやからです」
「そういうことはしてへんか」
「そもそもトウェインさんと戦う気ないです」
 このことも言うのだった。
「お話する為に来られましたね」
「ああ、まずはな」
「お話ですね」
「それで話によってはな」
 トウェインはオニールのその目を見て話した。
「仲間としてな」
「一緒にやっていきますね」
「そうなる様にしたい」
「そのお話ですね」
「それをしに来た、ええか」
「はい、じゃあ行きましょう」
 オニールは笑顔のまま話した。
「これから」
「そのお店にやな」
「そこでお話しましょう」
 笑顔のまま告げてだった。 
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