ハッピークローバー
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第百八話 乱痴気騒ぎはその四
「罹るリスクはね」
「避けることですね」
「出来るだけね、そうした遊びするなら」
それ位ならというのだ。
「やっぱりよ」
「一人で、ですか」
「そうなるわ」
まさにというのだ。
「どうしてもね」
「ここでも一人で、ですね」
「性病は怖いわよ」
「冗談抜きで」
「エイズや梅毒がよく言われるけれど」
こうした性病達がというのだ。
「淋病だってね」
「怖いですね」
「男の人は物凄く痛むらしいから」
用をたす時に膿が出てそうなるらしい、その痛みたるやそれこそ文字通り激痛という他ないまでだという。
「怖いらしいわ」
「そんなに痛いんですね」
「らしいわ、だからね」
「性病も怖くて」
「乱痴気騒ぎなんてね」
こうした遊びはというのだ。
「そうしたことに乱れた人でないとね」
「しないですね」
「だからそうした人はね」
「病気持っててもですか」
「可能性は否定出来ないからね」
だからだというのだ。
「怖いわよ」
「そうなんですね」
「そうしたこと好きな人はいても」
それでもというのだ。
「リスクはね」
「頭に入れておくことですね」
「そうよ」
こう言うのだった。
「やっぱりね」
「そういうことですね」
「私はそう考えるわ」
杏酒をまた飲んで話した。
「個人的にね」
「いや、せめてですよね」
留奈は考える顔で言った。
「ゴムは」
「それ嫌って言う人は要注意よ」
「やっぱりそうですね」
「妊娠だけじゃなくてね」
先程話したこのリスクよりもというのだ。
「こういうことは計画的にで」
「思わぬ妊娠を避ける為にもですね」
「ゴムは必要で病気にもね」
「必要ですね」
「そうよ、それが嫌って言う人はね」
「それだけで危ないですね」
「それでそうした遊びはね」
乱痴気騒ぎはというのだ。
「そうした人もいるみたいだから」
「ゴムを使うのが嫌な人も」
「注意しないと駄目なのよ」
「そういうことですか」
「そうよ、だから私としてはおそっちの酒池肉林はね」
「されないですか」
「ハーレムは夢だからいいのよ」
こうも言うのだった。
「何人も一度もっていうのはね」
「病気のリスクがありますか」
「漫画とかライトノベルならハーレムでもいいけれど」
創作の世界ならというのだ。
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