星河の覇皇
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第八十五部第三章 北京星系を見てその六十
「すぐに正体が出る」
「もう隠せないですね」
「どれだけ繕っても」
「それでも」
「そうなる、そして非常に品がないとな」
そうした者はというと。
「政治家としてもな」
「よくないですね」
「どうしても」
「国の代表でもありますし」
「よくないですね」
「目立ちたがり屋でだ」
それでというのだ。
「ただ騒ぐだけで品のない政治家もいるな」
「時には」
「男女共にいますが」
「何故か女に多いですね」
「そうした政治家は」
「連合ではな、そうした政治家はな」
どうしてもというのだ。
「国家元首にはだ」
「普通はなれないですね」
「中身がないのなら」
「そして品がないのなら」
「左様ですね」
「間違って当選してもな」
そうなることは民主政治ではままにしてある、有権者が何も考えずそのうえで投票すればそうなるのだ。
「結局はな」
「それだけですね」
「そこからはないですね」
「議員になろうとも」
「それでもですね」
「党の要職や閣僚に就任しても」
それでもというのだ。
「結局はな」
「政治家としての資質も品性もないなら」
「それならですね」
「すぐにボロが出ますね」
「そうなりますね」
「そうなる、そして何故韓国が日本を超えられないか」
この時代でも常にそう言っているがというのだ。
「それはな」
「品性ですね」
「それもありますね」
「日本の皇室に相応しい礼で対することが出来ない」
「そのこともですね」
「ある、国力差もあるが」
それだけでなくというのだ。
「やはりな」
「礼の問題ですね」
「それを連合の他の国に見られている」
「日本の天皇を天皇ではなく王と呼ぶ」
「それがですね」
「韓国は感情的に天皇を認められないが」
この時代でもというのだ。
「華夷秩序がだ」
「そのまま出ていますね」
「今も尚」
「左様ですね」
「あの国については」
「韓国は華夷秩序の中にあった」
中国を中心としたそれの中にあったというのだ。
「中国が皇帝でだ」
「韓国は王でしたね」
「それこそ古から」
「新羅も高麗もそうでしたし」
「李氏朝鮮もでしたね」
「王でしたね」
「日本はその中になかった」
その華夷秩序の中にだ。
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