刀剣乱舞~絆の華~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第零陣
前書き
ポタリ…ポタリ…
「ぐぅっ…」
「あなたっ……ここは本丸…?」
両親は目を合わせ門の近くに布に包まれた赤子をそっと置いた。
「この子をどうか…お願い致します。私たちの子を…」
「俺たちの子をお願いするっ…(ぱたりっ)」
「美桜…私たちはあなたを愛しているわ‥‥(ぱたりっ)」
両親は静かに目を閉じそのまま眠りについた。
(ギ――――――ッ)
「今物音がしたような‥‥ん?」
銀色の髪をした男の子は門の近くに布がおいているのを見つけ傍に駆け寄った。
「…赤子??」
『起きろよ…t…は…来たz‥‥』
チュンチュン…
美桜said
「‥‥んっ」
不思議な夢…誰かもわからないのに知っているような声だった気がした…重たい体を布団から起こすと遠くからじたばたと走ってくる足音が聞こえた。その音は襖の前で止まり、緊迫のある声が聞こえた。
「姫!起きていましたか、今すぐ主のところへ行ってください」
「朝から慌ただしいようですが…どうしたのですか?」
「説明するよりは見ていただいた方が早いかと…ですので主のところにご一緒にお願いします」
「兄様のところに…分かりました」
長谷部に起こされ私は兄様のところに向かった。…部屋に辿り着きノックを鳴らすと同時に乱が慌ただしく部屋から出て行き入れ違いに部屋へそっと入った。
部屋に入ると重々しい空気と共に、顔色が何人か悪く少し不安な気持ちを抑えつつ兄様に何がったのか聞いてみた。
「兄様、一体何があったのですか?」
「美桜…実は出陣している堀川さんから先ほど入電があり第二部隊は現在ピンチに追い込まれているようです」
「第二部隊…今は和泉守さんと堀川くんですよね?堀川くんはともかく、和泉守さんでもピンチに追い込まれるなんて…入電はなんと?」
「読み上げます『時間遡行軍が次々現れて僕たち二振りでは厳しいです…助けを…』…ここで入電は切れています。恐らく堀川さんの身が危ないでしょう。彼は今回が初陣になりますから…
このままいけば彼らは‥‥壊滅します」
後書き
今回の小説はストーリーは私・セリフと設定案は美愛さんの二人で物語を書いていきます。どんな内容になるかお楽しみに…
ページ上へ戻る