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神々の塔

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第四十七話 諦めないことその七

「暴力や性犯罪をな」
「やってる可能性が高い」
「他に横領もあるな」
 リーはこちらの犯罪の話もした。
「それこそあの手この手でな」
「ネコババとかして」
「私腹を肥やすこともな」 
 こうした行為を行うこともというのだ。
「あるわ」
「そやね、それは」
 綾乃も否定しなかった。
「狭い世界で利権もあるし」
「何かとな」
「その利権を貪る」
「生徒が出来る筈もないしな」
 彼等が学校の主役である筈だが実は違うのだ、学校を支配し牛耳り私物化しているのは教師達だからだ。
「それでや」
「先生がやね」
「もう利権もな」 
 これもというのだ。
「貪ってな」
「それでやね」
「そしてや」
「横領もしてて」
「これもばれるのも」
 これもというのだ。
「ほんのや」
「氷山の一角やね」
「坊主丸儲けやない」
 リーはこの言葉をまずは否定した。
「むしろや」
「先生丸儲けやね」
「宗教家の生活はな」
「案外しんどかったりするね」
「まさに清貧にな」 
 文字通りにというのだ。
「そうしたや」
「生活送ってる人が多いね」
「それがな」
「先生やと」
「給料にな」
 本来の収入のこれだけでなくだ。
「色々とな」
「ずるいことして」
「利権を作って」
「それを貪って」
「そうしてな」
「丸儲けやね」
「それでこっちもな」
 こうした悪事もというのだ。
「多くてばれるのは」
「それで罪に問われるのは」
「氷山の一角や」
 それに過ぎないというのだ。
「ほんまな」
「それを何とかせなあかんね」
「こっちの世界でも学校は学校で」
「先生は先生で」
「起きた世界程やなくても」
 その世界の日本の教師達程ではなくともというのだ。
「やっぱりな」
「腐敗してるさかい」
「取り締まることや」
「問題のある先生は徹底的に取り調べて」
「厳罰に処すと共に」
「芋蔓式に捕まえてく」
「そしてちゃんとした人をな」
 そうした人材をというのだ。
「入れる様にや」
「してくことよね」
「おかしな組合とかは解散させて」
 リーは日教組を念頭に置いて話した。 
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