ハッピークローバー
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第百七話 大人から言われたことその六
「それぞれのキャラが」
「漫画とかアニメとかゲームのね」
「それぞれの作品で有り得ない様な」
「とんでもない展開で」
それでというのだ。
「とてつもない姿でね」
「ああしたことやこうしたことをですね」
「するのよ」
「それが同人誌ですね」
「そうよ、もう凄いことにね」
それこそというのだ。
「なってるのよ」
「同人誌はそうした世界ですね」
「その同人誌もね」
「あるから」
「だから浮気や不倫するよりも」
「そうしたものを使って」
「すっきりして」
そしてというのだ。
「終わればいいのよ」
「そうすればいいですね」
「それを繰り返したらそのうちね」
「浮気や不倫をですか」
「しようと思わなくなるわ」
そうなるというのだ。
「どうせ浮気や不倫ってね」
店長はロックの杏酒を飲みながら話した、飲み方は一気にであり飲み終えると自分でボトルの酒を自分のコップに入れてまた飲もうとした。
「一時のものよ」
「一時ですか?」
一華が応えた、一華が飲んでいるのは赤ワインのサングリラである。
「浮気や不倫って」
「その相手とね、ずっと続くなんて」
「ないですか」
「そうよ、気が浮くでしょ」
「浮気は」
「文字通りにね」
それこそというのだ。
「一時のもので」
「それで、ですか」
「そんなことして人生終了になる位なら」
「自分で、ですか」
「とことん何度でもね」
店長は自分でも露骨だと思いつつ言った。
「したらいいのよ」
「それなら罪にならないし」
「そうよ、あとね」
「あと?」
「女の子ならね」
一華にさらに話した。
「そうしたことに使われることは」
「前にもそんなお話しましたね」
「海でね、水着になるなんて」
泳ぐ為でも遊ぶ為でもというのだ。
「使われるってことよ」
「イコールですか」
「イコールよ」
その通りだという返事だった。
「そんなの。アイドルの水着なんて」
「使われる為ですね」
「その為にアイドルの娘達はなるのよ」
水着姿にというのだ。
「それもただなるんじゃなくてポーズもね」
「意識してですか」
「なってね、下着姿もコスプレも」
「同じですね」
「女優さんもね、そして私達もね」
自分達もというのだ。
「水着になったら」
「使われますか」
「こうしてミニスカート穿いてね」
そしてというのだ。
「見えたらたまたまそれを見た男の子にもよ」
「使われますか」
「下手したらお尻のラインだけでもよ」
下着を見せずともというのだ。
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