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ドリトル先生とラーメン

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第二幕その二

「豚骨ラーメンはどうかな」
「好きだよ」
 返事は一つでした。
「あちらのラーメンもね」
「そうなんだね」
「博多のね」
「そうそう、麺が細くてね」
 王子は笑顔で応えました。
「白いね」
「あの豚骨スープのね」
「あのラーメンも美味しいよね」
「博多に行ったら」
 それならというのです。
「何と言ってもね」
「あのラーメンだよね」
「あのラーメンを食べて」 
 そうしてというのです。
「はじまると言ってもね」
「過言じゃないね」
「そう思うよ」
 先生も言うのでした。
「僕もね」
「僕もだよ、九州いいよね」
「あそこは豚骨でね」
「本当にいいね、そして関西でもね」 
 先生達が今住んでいる、というのです。
「美味しいラーメンが多いね」
「大阪は食べものが有名だから外せないけれど」
「京都や和歌山もだよ」
 こうした府県もというのです。
「言われているし奈良だってね」
「先生が前に三山について調べた」
「そう、あそこの天理ラーメンもね」 
 こちらもというのです。
「いいんだよ」
「そうだね」
「そして神戸でもね」 
 こちらでもというのです。
「美味しいラーメンがね」
「多いね」
「そうだよ、そして日本全国にね」
「それぞれの名物ラーメンがあって」
「美味しくね」
「食べられるね」
「そうだよ」
 こう言うのでした。
「有り難いことにね」
「本当にそうだね」
「僕は北海道にも行ったけれど」
 それでもというのでした。
「あちらもね」
「そうそう、ラーメン有名だね」
「そうだね、それでだけれど」
 先生はこうも言いました。
「中華街に行って」
「神戸のだね」
「ちょっと食べたくなったよ」
 こんなことも言うのでした。
「あちらでね」
「いいね、あとね」
「あと。何かな」
「いや、お店のラーメンもいいけれど」
 王子は笑顔でお話しました。
「インスタントのね」
「そうそう、あちらのラーメンもだよね」
「美味しいよね」
「僕も大好きだよ」
 またこう言う先生でした。
「本当にね」
「そうだよね」
「しかし王子は王族なのに」
 アフリカのとある国のです。
「食べるんだね」
「食べるよ、そうしたところはね」
「こだわらないんだ」
「僕のお家はね」
「そうなんだね」
「日本の皇室は違うみたいだけれど」
「あそこは何かと厳しいからね」
 日本の皇室はというのです。 
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