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星河の覇皇

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第八十五部第三章 北京星系を見てその十

「だからね」
「それではですね」
「流れに乗り」
「数も使い」
「そしてですね」
「中央政府を攻めていきますね」
「そうしていくわ、綱引きも流れに乗れば」
 その時はというのだ。
「余計に楽ね」
「中央政府と各国政府は綱引きですが」
「その綱引きも然りですね」
「流れに乗れば楽になりますね」
「引く力が傾けば」
 その時はというのだ。
「それを機にね」
「さらに引けばですね」
「勝利を引き寄せられる」
「そうなりますね」
「だからですね」
「政治もですね」
「流れに乗ることよ」
 まさにというのだ。
「だからいいわね」
「はい、乗りましょう」
「そして中央政府を攻めて」
「そうしてですね」
「最後はですね」
「我々が勝つのよ」
 そうだというのだ。
「ではいいわね」
「わかりました」
「それではです」
「数も使い」
「流れにも乗り」
「攻めていきましょう」
「是非ね、中央政府は難敵でも」
 そうであってもというのだ。
「勝てるわよ」
「左様ですね」
「どれだけの強敵でも」
「数がある」
「そして流れに乗れば」
「その時はですね」
「勝てるわ」
 そうなるというのだ。
「まさにね、しかし思うことは」 
「?といいますと」
「何ですか」
「思われることとは」
「何でしょうか」
「いえ、我々が争っている間にね」 
 各国政府と中央政府がそうしている間にというのだ。
「エウロパはさらに発展していっているわね」
「左様ですね」
「それを見ながらですね」
「我々はエウロパに対する」
「そうしてもいきますね」
「中で衝突は続けていても」
 それでもというのだ。
「いいわね」
「はい、それでもですね」
「我々はですね」
「あの国にですね」
「対していきますね」
「発展をしてね」
 連合全体にというのだ。
「巨大になり続け」
「エウロパ以上に発展し」
「常にあの国より巨大である」
「そうなり続けることですね」
「何故聖書のリバイアサンが強大か」
 海に棲むこの獣がというのだ。 
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