| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生とラーメン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第一幕その七

「本当にね」
「そうだよね」
「イギリスで知ったビーフシチューがね」
「まさかああしたお料理になるなんて」
「誰が思うのか」
「想像すら出来ないよね」
「誰も肉じゃがをイギリス料理とは言わないね」
 先生は皆に言いました。
「そうだね」
「うん、流石にね」
「誰も言わないよ」
「どう見たってイギリス料理じゃないから」
「お醤油とみりん使ってるからね」
「おソースじゃなくて」
「そうだよ、あんな風にアレンジしてみせるのも」
 このこともというのです。
「日本人の凄いところだよ」
「全くだね」
「とんでもないことだよね」
「それでラーメンだってね」
「物凄いことになってるね」
「元は中国の麺類でも」
 それでもというのだ。
「独自の進化を遂げてるよ」
「それもそれぞれの地域で」
「インスタントラーメンもあるしね」
「袋とかカップのものも」
「かなりのことになってるね」
「そうなっているからね」
 だからだというのです。
「こちらは特に凄いね」
「カレーと並んでね」
「それだけで漫画になったりする位だし」
「本当に凄いお料理になってるよ」
「日本でね」
「それで僕も食べてるけれど」
 先生もです。
「インスタントラーメンで一杯なんてね」
「それもいいんだよね」
「これまたね」
「インスタントラーメンで一杯とか」
「それもね」
「そう、チューハイやビールをね」 
 こうしたお酒をというのです。
「飲む時にね」
「インスタントラーメンだね」
「袋のラーメンもいいしね」
「あとカップ麺」
「これもいいよね」
「うん、カップ麺は凄い発明だよ」
 先生はこの食べものに対して太鼓判を押しました。
「蓋を開いてお湯を入れて三分」
「それで食べられるからね」
「かなりいいよね」
「この食べものは」
「いざという時にあれば」
 カップ麺がというのです。
「どれだけ素晴らしいか」
「そうだよね」
「身体に悪いって言う人もいるけれど」
「食べ過ぎないといいしね」
「それならね」
「そうだよ、そしてね」
 それでというのです。
「食料が不足している状況でね」
「あると違うよね」
「そうした場合でもね」
「災害が起こったりして」
「そうなった時も」
「あるとね」
 それならというのです。
「違うよ、だからね」
「素晴らしいものよね」
「カップ麺もね」
「あるとね」
「袋のものもそうだけれどね、インスタントラーメンは偉大だよ」
 こちらのラーメンはというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧